ランチをのぞけば人生が見えてくる?「サラメシ」~マレーシア版~

  • 2017/2/1

テレビでご覧の方も多いのではないでしょうか。中井貴一さんの軽快な語りで始まる、サラリーマンランチの紹介番組サラメシ。日本だけではなく、海外でも働く大人はランチを食べているわけですが、さて海外のランチ事情ってどうなんでしょう。今日はマレーシアのランチ事情をご紹介します。
マレーシアは日本から5500キロ、赤道直下です。常夏というと、きれいな海と青い空の下に大きな椰子の木というイメージが頭に浮かびそうですね。しかし!首都クアラルンプール(略してKL)は、ビルが立ち並び地下鉄もモノレールも通っている、とても忙しい街です。

市内は開発が進んだ場所と置いてけぼりの場所が混在していて、きれいなビルの横の道路端にテーブルと椅子を置いただけの露店が並んでいたりします。そんな店が知る人ぞ知る有名店で、遠くからわざわざ食べに来る人がいたりして、外観から味の判断は出来ません。

この国で浸透しているのがテイクアウト。ブンコス(マレー語)、ターパオ(中国語)と言えばどこでも通じます。マレーシアンが会社で食べるのはまず朝食から。朝は会社に来る前に露店に寄ってナシレマを購入。これはココナツミルクで炊いたご飯にチリ、卵、小魚、ピーナツを添えるのが基本で、更に鳥のから揚げやイカのチリ煮、空芯采の炒め物などをトッピングすることも。好きなものを指差すと上手にバナナの葉と油紙で円錐形に包んでくれるので、食べるときは広げて、食事が済んだらクルクル丸めて捨てられるという優れもの。マレーシアの国民食で、安ければ50円から食べられます。

ブラっとオフィスを抜けて朝食を食べるのも黙認されているので、近くのママッストール(インド系ムスリムのお店)でロティチャナイを食べる人も。ギーで練った小麦粉を何度も頭上に投げたり回したりして薄く伸ばしたものを、畳んで鉄板で焼いたロティ(パンという意味)を好みのカレーや豆のソースに付けて食べるのが一般的。中に卵をいれたり、甘いソースを入れてクレープのようにすることもあります。これにコンデンスミルクを使った甘いミルクティーを添えるのがマレーシアン流。

きちんと朝にご飯を食べても、昼もしっかり取るのがマレーシアン。街中のショッピングセンターやオフィスビルの中には、大きなフードコートがあり、その中に中華、インド、韓国、日本など、色々な国の料理を出す店がひしめいています。平均予算は一皿150円から200円程度。デザートを出すお店も入っているので、ついつい食後に甘いものを取ってしまいます。

これは韓国人のご夫婦が開いているお弁当屋さんで380円。お腹一杯になりますが、これは普段としてはちょっと贅沢ですね。でも韓国の家庭料理の味でおいしいんですよ。

周りに食事をするところがないような郊外の会社には、社内にカフェテリアがあるか、お弁当の配達がくるようになっています。カフェテリアは色々なおかずがカウンターに並んでいるのを自分でお皿に取って最後に会計するタイプです。イスラム教徒に配慮して豚が、ヒンズー教徒に配慮して牛が出せないため、必然的にメインはチキンか魚のチョイスとなります。メインと副菜、デザートを添えて大体150円くらい。

食べることが大好きな国民性から、ランチの充実度はとても重視されます。贅沢をするのは金曜日のランチ。この日はお昼にムスリムのお祈りの時間があるため、本来はお祈りに行くムスリムの男性だけが2時間程度のランチ時間を許されるのですが、ずるずるとみんなオフィスからいなくなります。

ランチを贅沢にしてレストランに行くのも一つ。ローストチキンで人気なのがNandos。
このセットは胸肉のローストに副菜2種類を選んで600円ほど。ソースの種類を辛さで選べるのと、副菜のバリエーションが多く、ピラフ、野菜、定番のチップスまで色々揃っています。ここは特にマレー系の女性同士のグループで賑わっています。

ランチが終わってもまだ時間がある金曜日。スタバに移っておしゃべりを続ける人、買い物をする人で、金曜日の午後のショッピングセンターは賑わっています。今のスペシャリティーは旧正月をお祝いしての、ゴールデンセサミキャラメルクランチ。白ゴマの香ばしい香りがコーヒーに良く合います。ついついオーダーしてしまうケーキですが、こちらのケーキはサイズが大きめで味がしっかりしているので、日本人の胃には、二人でシェアするのが丁度良いくらいです。

いかがですか?南国らしくのんびりしていて、時間がゆっくり流れているみたいでしょう?このあとマレーシアンには8時過ぎに取るディナーと寝る前に取るサパーが待っているのですが、そのお話は又今度紹介させてください。

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