なぜ企業のトップに女性は少ないのか?

  • 2016/11/14

男女雇用均等法で保証されているとはいえ、未だ女性の社会進出は簡単ではありません。

特に日本の現状は欧米に比べて劣っているといえますが、その欧米でさえ、企業のトップもしくは役職に女性の姿が多いとは言えません。なぜ、女性が社会の中で高い役職につくことはこんなにも難しいのでしょうか。

社会の女性に対する待遇や協力体制については、すでに多く語られています。それらを踏まえた上で、社会的に高い地位を目指す女性に対して、FacebookのCOO、Sheryl Sandbergさんは、3つのメッセージを唱えています。

1、スタート地点に立ちなさい
2、本当のパートナーを見つけなさい
3、職を離れなければならない状況になる前に自分から身を引いてはいけません

最初のメッセージで彼女が意味するのは、積極性についてです。彼女が見てきた女性に、欠けているのは企業の重要なプロジェクトに関わろうとする積極性だといいます。会議室に入るのをためらう女性たち、自分に自信を持てない女性たち、会社と交渉しようとしない女性たち。彼女は、女性はもっと自信を持って話し合いに参加すべきだ、出された条件に従順に従うのではなく交渉を試みるべきだ、話合いのスタート地点に立つべきだと主張しています。

本当のパートナーというのは、配偶者もしくはそれに相当する人のことです。女性が社会に出て仕事をするには、必ずパートナーの理解が必要です。こう言うと男性が女性の就業を許可するように聞こえますが、そうではありません。しかし未だに男性は外で働き女性は内で家事をするというのが当たり前だと考える風潮があることは事実です。家事や子育てを二人で共に責任分担できなければ、共働きは成立しません。女性が社会で働き、男性が家事を担当するというカップルも成立しますが、少数派だと思います。彼女自身、会議に出席するために3歳の娘を置いて飛行機で旅立たなければならなかった時、娘がすがりついて「ママ飛行機に乗らないで」と泣くのに、罪悪感を覚えずにはいられなかったといいます。女性の本能としての母性が彼女にそう思わせたわけですが、これは子どもを持つ女性ならみんな理解できる感情ですよね。お互いにサポートし合える本当のパートナーが必要不可欠です。

3番目のメッセージは、どんなに向上心に厚い女性でも、結婚して子どもを産もうと計画し始めると、途端に企業の責任あるプロジェクトから身を引いてしまうということです。まだ子どもが実際にはできていないのにです。出産のことを考え始めたとたん、会社でやり甲斐のあるプロジェクトが立ち上がろうとしていても、その女性は挙手しなくなります。それまでであれば、自分からアピールしていた女性も例外なく、一線から身を引こうという心理が働くらしいのです。彼女は、実際に子どもができて、一線から一時身を引かなくてはならなくなる瞬間そのギリギリまで、自分から機会を遠ざけることはしないで、と訴えます。

彼女はこれらのメッセージを現在企業のトップを目指して奮闘しているすべての女性に、そして自らの娘たちに、語りかけて行きたいと言っています。同じ女性として、さらに多くの女性が社会の重要な役職につく世界が訪れることを願っています。

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