大人も楽しめる!ひきこまれる絵本の世界

  • 2017/4/5

○読むたびに癒される絵本
童話などの絵本は子供向けされていますが、そのシンプルで短い話の中に色々なものが詰まっています。
子供の頃に読んでいたものでも、改めて大人になってから読むと違った視点で楽しむことができます。
疲れたときに難しい小説などではなく、ゆったりと絵本で癒されてみてはいかがでしょうか?
○空の絵本
作:長田 弘
絵:荒井 良二

様々な空が描かれている絵本で、そのリズミカルな言葉と世界観に引き込まれます。
写真のように精密な絵と言うわけではありませんが、まるで雨が降るさまや嵐がはっきりと感じられる不思議な絵本です。
荒井さんの描く絵に長田さんの美しい言葉が溶け込み、読んだあとは思わず空を見たくなる作品です。

○ぼく おかあさんのこと…
作:酒井 駒子

うさぎの“ぼく”と“ママ”のやり取りに心がほっこりする作品です。
酒井さん自身が描いた絵はほっこりとした内容と合う可愛らしい絵になっていて、見ていてとても癒されます。
うさぎの“ぼく”のママが大好きなのに素直に伝えられない気持ちは子供からは共感・親はハッと気づかされるかもしれません。
子育て中のお母さんや子育てがひと段落したお母さんにも読んでほしい作品です。

○終わらない夜
作:セーラ・L・トムソン
絵:ロブ・ゴンサルヴェス
訳:金原 瑞人

眠りと目覚めの間の時間が描かれた絵本です。
ふと夢から目が覚めたとき、ぼーっとした空間で夢か現実か分からなくなる時がありませんか?
そんな不思議な空間を描いた絵本です。
まるで美術鑑賞をしているような気分にさせてくれる、ロブ・ゴンサルヴェスさんの絵は必見です。

○ちいさなあなたへ
作:アリスン・マギー
絵:ピーター・レイノルズ
訳:なかがわ ちひろ

あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、その いっぽん いっぽんに キスを した。
子育て中の人にも子供がいない人にもぜひオススメしたい1冊です。
我が子を愛おしく思う母の気持ち、何とない毎日が特別に感じられること。
そのすべてが描かれた絵本です。
どんな年代・性別の人でも読んだら思わず両親と話したくなってしまうような作品です。

○アンナの赤いオーバー
作:ハリエット・ジィーフェルト
絵:アニタ・ローベル
訳:松川 真弓

色々なものと引き換えに大切なものを得る。読むと考えさせられる絵本です。
こちらは実話を元に作られた作品で、物の大切さを実感できます。
戦争が終わったらアンナは新しいオーバーを買ってもらう約束をしていましたが、戦後間もないのでオーバーはおろか食べ物もありません。
そんな中お母さんは家にある金時計やランプと引き換えに羊毛を貰ったりそれを紡いで貰ったりします。
ただ物の無い時代ですので、羊毛を刈るために春まで待ったり様々な人の手によって長い時間をかけてアンナの赤いオーバーが作られます。
物が溢れる時代だからこそ読みたい作品ですね。
読むと不思議と泣けたり心が落ち着くのが絵本の良いところです。
みなさんもぜひお気に入りの絵本を見つけ読んでみて下さい。
きっと明日から違った気持ちで毎日を過ごせると思います。

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