食べ物を落としてもすぐに食べればOKな「5秒ルール」に科学的根拠はあるのか?

2016-9-13

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食べ物を床に落としてしまった時、「5秒以内ならセーフ!」といって食べてもいいという謎のルールを聞いたことがある人も多いはず。この「5秒ルール」に科学的な根拠はあるのかをラトガーズ大学が研究しました。

Longer Contact Times Increase Cross-Contamination of Enterobacter aerogenes from Surfaces to Food

http://aem.asm.org/content/early/2016/08/15/AEM.01838-16

It’s official: The five-second rule is down for the count | Ars Technica

http://arstechnica.com/science/2016/09/its-official-the-five-second-rule-is-down-for-the-count/

ラトガーズ大学は複数の床材・数種類の食べ物・床の汚染状況・食べ物が床に触れる時間などの条件を組み合わせ、床に落とした食べ物を5秒以内に拾い上げると安全に食べられるのかどうかを調査する研究を行いました。研究チームはスイカ・パン・バター付きのパン・グミをステンレススチール・木材・セラミックタイル・カーペットに12.5 cmの高さから落下するという手法を実行。床はそれぞれ培養した腸内細菌でコーティングされています。

落下した食べ物は1秒・5秒・30秒・300秒の異なる時間で床の上に放置され、1つの組み合わせにつき20回ずつ繰り返してデータがとられました。2560回に及んだ検証を分析した結果、それぞれの組み合わせによって細菌転送速度が異なることがわかりました。最も素早く細菌が付着するのはセラミックタイルとステンレススチール、木材は食べ物によってかわり、細菌が移動しにくかったのはカーペットでした。

これらのデータは床に落ちた食べ物の表面は5秒以内に汚染されることを示しています。スイカのような表面に潤いのある食べ物は最も細菌がしみこみやすく、カーペット以外では5秒どころか1秒以内に汚染されてしまうことが判明。一方で、最も汚染されにくかった組み合わせは「カーペットに落ちたグミ」でしたが、研究者はこの組み合わせでも「5秒ルールの安全性を立証するには十分ではない」という結論を下しています。

研究に参加した食品科学者のロビン・ミランダ氏とドナルド・シャフナー氏は「我々のデータは接触時間が長いほどにより多くの細菌が食べ物に不着することを示しました」と話しており、「5秒ルール」は機能しないルールであるものの、少なくとも10秒後に拾い上げて食べるよりはマシ、ということになります。

(GIGAZINE)

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