「絶対に前を向く」 がんと闘うアメフット元日本代表 大森優斗さん

2016-11-14

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がんと闘うアスリートがいる。社会人アメリカンフットボールXリーグのアサヒビールシルバースターに所属するDB大森優斗(24)だ。「やっぱり、アメフトのフィールドは良いですね。日本代表や高校、大学で一緒だったメンバーとしゃべれるだけでうれしい。ほんまにアメフトやってて良かったっす」

13日に大阪・万博記念競技場であったジャパンエックスボウルトーナメントの準々決勝。闘病生活中の大森は1年ぶりにアメフットのフィールドに戻ってきた。スタンド上層部から試合を分析し、仲間にアドバイスを送った。

1年前、大森はヘルメットをかぶって、フィールドを駆け回っていた。昨季のXリーグ中地区のインターセプト王で、タックル回数も地区10位。プロ野球のベストナインに相当するアメフットの「オールXリーグ」にも初選出され、日本代表入りも果たした。

しかし、昨年12月。右ひざに痛みが走った。日々、痛みは増していく。「体が痛いのなんか日常茶飯事」と我慢していたが、痛みは引かず病院へ。X線画像には骨の色より白い影がうつっていた。そして、東京都内の病院で精密検査を受けることに。「がんセンターを紹介された時点で『そういうことなんや』って。でも、まだ良性なら大丈夫だと聞いていたので」

そんな望みもかなわなかった。今年2月、右ひざの骨肉腫と診断された。手術のための麻酔から覚め、病室にいた父・高清さんから「悪性らしいわ」と告げられた。「正直、覚悟してました。普通に歩けませんでしたから」。抗がん剤治療が始まり、5月に人工関節手術を受けた。

闘病生活はつらかった。食欲不振、極度の吐き気……。「朝起きて、枕を見たら髪の毛が大量についてるんです。ほんまに髪の毛とか抜けるんやなって」。それでも、大森は言う。「足を切断するかもしれなかった。だから、足を地面につけられた時。横断歩道を一回で渡れた時。そんな瞬間がすごくうれしかった」

アメフットは父の影響で大阪・関西大倉高で始めた。関西学院大に進み、1年生から試合で活躍。来季はアサヒビールのコーチになり、1月からは職場にも戻る。将来は障害者スポーツで活躍する姿も思い描いているという。大森は決めている。「絶対に前を向く」と。今でも活躍していた頃の試合の映像を何度も見る。「ここを目指してリハビリせなアカンって言い聞かせてます」

最後に病気のことを記事にしていいか、聞いた。「この病気になって、絶対に隠しちゃいけないと思いました。だって、自分だけでは絶対に背負いきれないから。家族の支え、友達の優しさ。メール一つがこんなにうれしいんやって」。そして、続けた。「明日からまた入院なんです。9回目の抗がん剤治療なんですけど、次で最後って言われてます。転移もないし、頑張ってきます」。笑顔で、生まれ育った大阪の地から東京へ戻っていった。

(朝日新聞デジタル)

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