テーマのあるソウル旅行「韓服」 ―韓服を着てお宮めぐりー
- 2016/11/11
本日はちょっと変わった韓国の楽しみ方についてご紹介したいと思います。
皆さん 韓服(ハンボク)はご存知でしょうか。
韓服は韓国の伝統衣装です。100年ほど前までは日常的に着られていましたが、最近では祭りや記念日などの特別な時にのみ着られています。現代の韓服は朝鮮時代に着ていた韓服の様式に基づいていますが、デザインや色、素材などは時代に合わせて変化し続けています。韓服の優雅な曲線美と豊かな色彩感は現代のファッション産業に重要な影響を与えており、韓服と現代の服とを組み合わせたフュージョンデザインの服も作られています。
韓服の特徴
韓服はストレートなラインをしていますが、着ると曲線的なラインとなり、ふんわりと美しく見えます。また、韓服は上衣が小さめで下衣部分が大きく、動きやすいのが特徴です。上衣は魅力的な上半身の形を表わし、広い袖とゆったりとした下衣部分は下半身の動きを隠すことで優雅に見せてくれます。韓服は草木染めで染められ、自然の色彩が布地に染み込んでいます。天然の色で染められた韓服は人工の染料とは違い、深い色合いで高級感があります。
現代の韓服
現代の韓国人にとって韓服は年中行事や重要な日に着る服となっています。子どもは1歳の誕生日を迎えると韓服を着て儀式を行い、大人は結婚式や還暦、葬式などを行う際に韓服を着ます。ただ、現在でも伝統的な生活様式を守る智異山(チリサン)の青鶴洞村(チョンハクドンマウル)では韓服を普段着として着ています。最近では韓国ドラマによって海外にも韓国の伝統衣装が知られるようになり、韓服に対する関心が一層高まっています。
多くの方は韓国に旅行に来られ、韓服をレンタルし写真を撮ることは決まったコースの一つだと思います。一瞬着て終わるのではなく、その韓服を着て、ソウル市内を歩き回ることはいかがでしょうか。
成人式や卒業式、結婚式に着物を着ることが一般的な日本と比べ、韓国では自分の結婚式や自分の子供の結婚式に着る特別なものに変わったのです。
そのため、高額を払って買うよりレンタルで済ます方も増えてくるにつれ、韓服をレンタルする需要も増えてきたのです。
その中でにゃんままがとても面白いと感じたお店を一つご紹介したいと思います。
鐘路区に位置する「アラン」という韓服レンタル専門店です。
まず、完全予約製になっていて、インターネットで先に身長やレンタル日などの具体的な事項を提出する必要があります。事前に声をかけていただければ通訳の方も手配できるそうです。
「アラン」ご予約のページ(韓国語)
http://studioarang.dothome.co.kr/
料金
平日3万5千ウォン
週末/祝日5万5千ウォン
レンタル時間:午前10時から午後6時まで
<参考>
http://eunhan.tistory.com/14
https://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/AKR/AK_JPN_4_3.jsp