気になる シングル・アラフォーの恋愛事情
- 2017/6/23
女性にとってはいつの年代も時代も最重要関心ごとと言っても過言ではない恋愛。
これほどまでに個人的な事柄であり、1人では成し得ないもので、年齢によっても感じ方・想い方が変化し、これといった成功法則もなくつかみどころのないのに感情は大きく振り回される…なんて事は他に無いのではないでしょうか。人生も中盤に差し掛かり、見た目にも体調にも変化が現れるアラフォー世代。その恋愛観や経験、ハウツーを検証していきましょう。
「揺れ動く気持ち。でもそれは20代とも30代前半とも違うもの…」
女性の40歳前後。人生中盤に差し掛かった女性はシングルか既婚か、子持ちか否かで状況も個人の持つ悩みにも大きな差が生まれます。ここでは特にバツ有、無に関わらずシングルの女性に焦点をあてますが、40前後ともなるとかつての大恋愛を引きずり、絶対傷つきたくない!それにもうあんな没頭する恋愛はできないかも…と諦め半分、期待半分で日々を過ごす人、結婚を視野に入れない訳にはいかない年齢ゆえ理想と現実のギャップに思い悩む人、それまで思い悩んだけどこれ以上未来はあまり考えない!好きなものは好き!と自分自身に責任を持ちながら恋愛に没頭する人、また、もう1人で生きていく覚悟をした人など、一口にシングル・アラフォーといっても気持ちの持ち方は人によってかなり大差が生まれてくるのです。
「でも捨てきれない理想の恋愛」
それでもやはり、人は生きている以上新たな刺激を求めたり希望を持ったりするものではないでしょうか。
若くて、強い恋愛感情の赴くままに心身没頭できる日々はそれはそれでとても美しく鮮やかな経験として心に残り、もう一度あんな経験がしたいと望むこともしばしばありますが、日々の日常生活を営む事や、恋愛の酸いも甘いも知ってしまったシングル・アラフォーは憧れを持ちつつもそこに没頭する事の怖さも十分承知しています。不安が度を越して先回りし、こじらせたりする事は若い頃よりもはるかに多いのではと思われます。ですがここに先人達の「灰になるまで」という言葉があります。理想と現実の折り合いを付けがちなこの年齢でも女を生き続ける以上、その葛藤も恋心も灰になるまで持ち続けるのではないでしょうか。
「心次第でいくらでも人生の演出は可能」
過去から現在への自分の人生の連なりで自分自身に対する価値がそれなりに決まって中々そこから脱却できないしなんとなくしっくり来ない、希望が明確ではない、なんていう声が多く聞こえるアラフォー世代ですが、年齢がいくつであろうと本来心は自分自身のものであり、自由であるもの。その事を感覚的に思い出す柔軟さが失われているだけで人間はそれ程大差ないのかも知れません。将来の為に、社会的にといった何かの為の恋愛を選ぶ人が多い中、恋自体に奔放に飛び込む事を躊躇なくやってのける同世代がいるのもまた確かな事実です。それはただ心の制約のなさや自由さを自分自身に許すか否かで大きく変わるものであるとも言えるでしょう。
一般論や安定・安心感と恋愛は本来別のもの。どの様な恋愛を選ぶのも本来全く自由なものなのです。
「非日常・自分自身だけの時間を持ってみる事の大切さ」
酸いも甘いもある程度経験したからこそ責任を自分で負う事も出来つつあるアラフォー世代だからこそ選びとれる恋愛の形があります。個人によって求めるものが様々ですが、どの様な恋愛が理想なのか、何を選び取りたいのかを決める権利も絶大な自分自身のものです。
恋愛は甘くて時に苦いもの、儚いゆえの美しさに人は夢中になるのでしょう。その事を重々承知の上だからこそできる恋愛があるのです。長く恋愛から離れていると似た様な状況の女友達とああだこうだと話してなんとなく日々やり過ごすという事も多いでしょうが、その時間を、自分の理想の恋愛がどんな物なのか考えたり想像する事に使う事もできるし、サボっている身体やお肌のケアに使う事もできます。何となく着ている、身につけているものではなく本当にお気に入りの一品を探す事も一人旅に出る事も全て自由なのです。この様な非日常の持つときめきはそのまま恋愛へも結びつくのではないでしょうか。
「恋をすると女性は綺麗になり、内側も外側も輝く。」「そして人は恋におちるもの。」これは古くからいつの時代でも定説であり事実です。せっかく女性として生まれてきたなら女としての人生を生き抜く事もとても素敵な事です。日々の生活だけでなく過去の傷、未来への不安など様々な事に気持ちを奪われて、分かってはいるけどでもそんな事に意味があるの?そんな事できるの?となりがちなアラフォー世代ですが、まずはそもそも恋愛って…と思い出す事から始めてみましょう。本来とてもシンプルな気持ちのありようなのですから。何かの代償としての恋愛ではなくて、純粋な恋心に従う自分自身を許す事で、大きな喜びと幸せを手に入れる事ができるのです。