頑張ったのに!!永久脱毛の落とし穴発見!
- 2015/8/10
永久脱毛に抱いているイメージはなんですか?「施術が終わったら、無毛の状態が一生続く」ことを期待して、クリニックの脱毛に行く人ばかりなのではないでしょうか?実は、ここに落とし穴があるんです。
日本では「永久脱毛してます」と言って良いのはクリニックだけと法律で決められています。永久脱毛は医療行為だと言われますので、脱毛サロンやエステがこの宣伝をするのはマズイですね。日本医学脱毛協会でも、永久脱毛を言って良いのはクリニック脱毛だけなのに、広告の規制をしていないから脱毛サロンでも「永久脱毛出来る」と広告してしまっていると言っています。協会で言っている永久脱毛は、「毛が生えてくる元の毛母細胞をレーザー処理などで破壊する方法」とは言っているものの、生涯無毛で過ごせますとは言っていません。
他にも日本スキン・エステティック協会では、「生涯に渡ってムダ毛処理をしなくていい状態」と表現していますので、こちらでも利用者が求める無毛状態がずっと続くことは約束していませんよね。
クリニックで使っている脱毛マシンもアメリカから輸入しているものが多くて、それは日本の厚労省に該当するアメリカのFDAの認可を受けています。では、アメリカの電気脱毛協会では、永久脱毛の定義をどうしているかと言うと、「施術して1か月経過した時の発毛が20%以下なら永久脱毛」としています。
ここまで読んでみてどう思いましたか?永久脱毛をクリニックでしても万人が一生、無毛で過ごせるわけじゃないんだ…と言うことです。もちろん、個人差に影響されるところがありますので、本当にムダ毛に悩まなくなる人もいます。毛質・毛量で、こちらが期待している永久脱毛になるかどうかの結果が大きく分かれてしまうんですね。
もし、「クリニックで永久脱毛をしたのに、生えてきたじゃないか騙された!」と思っても、利用者と施術者の間に、永久脱毛の定義の違いがあるだけで詐欺行為を働いたとはならないのです。当然、施術の前には説明があるべきですし、申込書や契約書が必要なら、その中に明記してあるのが当たり前です。ただ、脱毛でそんなに難しいことがあるとか、トラブルに遭うとは考えていないので、書類関係があっても目を通さない人が多いですよね。後になって、「自分が読んでいないだけで契約書に書かれていたため、結局、自分が損をする」ことは永久脱毛に限ったことではありません。「これって本当?」と突っ込みどころを探しながら何でも確認してから始めなくてはいけませんね。