アッシュ系ヘアカラーをより綺麗に長く保つには?
- 2017/5/19
外国人風のヘアスタイルが流行っている今日、美容室へ行ってヘアカラーをしてもらう時、アッシュ系の色をオーダーする方も多いのではないでしょうか。しかし、美容室では綺麗に仕上がっていたのに、何度かシャンプーするうちにどんどん色が抜けていってしまう、そんな経験をした事があると思います。そこで今回はどのように家で手入れをすれば、綺麗に染めてもらったアッシュ系のカラーを持続できるのかご紹介いたします。
アジア人の髪質は赤い
白人のような細くてウエーブがありふわふわした髪とは違い、ほとんどのアジア人の髪の毛はとても色素が濃くて、赤みが強いといわれています。そのため、美容師でもアッシュ系の色を仕上げるのはとても難しいのです。しかしせっかく美容室で綺麗にアッシュ系に染めても、家でのお手入れによってはすぐに色が抜けてしまします。ましてや、赤みの強いアジア人の髪からアッシュ系の色が抜けていくと少し黄色いようなオレンジのような色に近づいていってしまいます。
そうなると、どんなにトリートメントをつけても、色味のせいで髪もパサパサ傷んで見えてきてしまいます。
なぜアッシュ系の色はぬけやすいのか
少し科学的な話になりますが、実は色には粒子というものがあり、色によって大きさが違います。たとえば青はとても粒子が小さく、赤に近づく程粒子は大きくなっていきます。そして基本的にアッシュ系のカラー剤には青をとても多く使っているために、粒子が髪の内部に留まっている事が難しく、シャンプーするたびに流れ落ちてしまうのです。
ちなみに、日本のような湿度の高い国ではほぼ毎日髪を洗うことが習慣になっていると思います。アッシュ系のカラーは色が抜けやすいため、1週間毎日シャンプーするとほとんど色が変わってしまいます。
紫シャンプーがアッシュ系の色落ちをふせぐ
紫シャンプー、みなさん一度は耳にしたことがあるのではないかと思います。近頃は薬局でも簡単に手に入りますし、インターネットでも購入可能です。紫シャンプーとは、その名の通り紫色のシャンプー。少しカラー剤に近い成分が入っていて、シャンプーするたびに気持ち程度の色を髪に残してくれます。
この、気持ち程度が実はとても重要で、シャンプーで流れ落ちてしまう綺麗なアッシュカラーを補修してくれる役目を果たします。
さらに、紫がアジア人特有の赤み部分も補ってくれるため、色が落ちて傷んで見える黄色やオレンジにはなりにくいと考えられます。
紫シャンプーの中にはカラー剤に近い成分が入っているため、シャンプーして2.3分時間を置いてから、お湯でしっかり流しましょう。少し時間を置くことによって、粒子の小さい青系のカラーが髪の内部にまで浸透して、色が髪に残りやすくなります。
時間を置いたからといって髪がものすごい紫になることはまず無いので安心してください。シャンプーの色はかなりの紫ですが、あくまでも補修程度の役割しかしません。
紫シャンプーは近頃はどこでも買えますが、担当の美容師さんに聞いて、美容室で買うことをお勧めします。美容室で売っているものは、市販のものよりも少し濃いめで髪に色が残りやすいため、綺麗な、くすんだアッシュカラーを持続することが可能です。
ちなみに、ブリーチした髪の毛はより黄色やオレンジになりやすいので、ブリーチした髪の毛にも紫シャンプーがお勧めです。
これからの季節髪色を変えてアッシュ系のヘアカラーをしてみたいという方、すでにアッシュ系に染めたという方、普段使っていたシャンプーを紫シャンプーに変えて、綺麗なアッシュ系の髪色を持続してみましょう。