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自分を好きになれない人が陥りやすい3つの間違った思考とは?
- 2016/3/10
「自分をどうしても好きになれない。」もちろんその理由は多種多様であり、人の数だけあることでしょう。ところが、あなたと同じ境遇にあっても自分のことを好きな人がいることもまた事実です。それではその決定的な違いとは何でしょうか?環境の違い、性格の違い、容姿の違い、社交性の違いなど理由を挙げればきりがないでしょう。しかし、それらは理由の一部でしかありません。理由そのものを生み出す原因はこれらの違いではなく考え方の違いです。そこで今回は、自分を好きになれない人が陥りやすい3つの間違った思考を知り、これまで自分を苦しめていた間違った考え方をあなたにとって価値ある考え方へ修正し、自分を好きになれるよう習慣化し直しませんか?
1.白黒思考
世の中のあらゆる事象は白か黒しかなく、その中間色を考えないという思考です。例えば、「今の私は太っているからだめ」、「100点じゃなかったからだめ」、「完璧にしなければ意味がない」など真面目で極端に考えすぎてしまう人に多い思考法です。こういった人は実際には標準体型であったり、70点は取れていたりする場合が多いことも事実です。さて、「白か黒しかない」、「0か100しかない」、「あれかこれしかない」など極端に考える傾向のある人はパーセンテージ思考に修正し直してみて下さい。先ほどの例を使うならば、「自分の身長からすると今の体重は標準体重から○%低い・高い、体脂肪率は○%低い・高い」と考える思考であり、「試験では70%も取ることができた」と考える思考です。完璧主義の人こそ分かっていることではありますが、この世の中に完璧などというものは存在しません。ある基準に対してどの程度であるかというパーセンテージでしかないのです。
2.すべき思考
「ねばならない」や「あるべき」などという押しつけや思い込みが強い思考法です。一般的に、常識人や頑固な人と呼ばれる人によく見られる傾向ですが、これらすべき思考の働く場面によって自分を苦しめる場合とそうでない場合に分かれます。例えば、公的な場面や仕事においては決まり事や制約が多いため、しなければならないことが多くポジティブに働くことが多いと言えます。ところが、私的な場面においてはこれらのすべき思考が働きすぎることによってあなたの心が休むことを知らなくなるかもしれません。まず、大切なことは「こうすべき」というほとんど無意識な思い込みや押し付けの思考をなんとか把握することです。それは例えば「遅刻はあってはならない」かもしれませんし「相手があることだからわがままを言ってはならない」かもしれません。次に、そのすべき思考をしてもよい思考に変えてあげることです。「それでもいい」と思えるようになることが大切です。それはなによりもあなた自身の内なる声に対して行われる必要があります。なぜなら、あなたとあなたの内なる声とのやりとりが柔らかいものであるならば、その習慣は他人とのやりとりに必然的に応用されるからです。
3.批判思考
ここでいう批判思考とは他人に向けられた批判ではなく、自分に向かう批判のことを示します。あなたが街を歩いている時につまずいたり、少し不審な行動を取ってしまった時どのような考えを持ちますか?「格好悪い」、「どじなやつ」、「みじめなやつ」など批判的な考えが浮かびませんでしたか?ここで注目すべきことは、この批判は実際に他人からあなたへ送られたものではなく、あなたが作りだした他人像があなたへ批判を投げかけているという点です。つまり、他人があなたを批判しているのではなく、あなたがあなたを批判しているのです。このからくりに気づくことが大切です。もちろん、この批判的なあなたはあなたを常識ある大人へと誘うという意味で明確な存在価値を持っています。しかし、その批判や指摘が的確であり鋭いことから、あなた自身がその批判をしっかりコントロールする必要があります。これまであなたがあなた自身に向けてきた鋭い批判や指摘の数々はかけがえのないあなたにどれだけの傷を与えてきたことでしょう?それらの批判はあなたが作りだしたものにすぎず、この世にたった一人のあなたをそこまで苦しめてまで行う必要のないものであることを理解して下さい。
環境や性格、容姿はある程度生得的で先天的なものですが、考え方の違いは習慣という後天的なものです。つまり、あなたがこれからどのように考えていくかによって変化させることができ、自分をありのままに認めていくことができるものなのです。