保守・革新、右派・左派ってどういう意味?

  • 2016/1/14
国会議事堂

保守と革新のちがい
 新聞の政治面を見ていると、どの政党が保守だとか革新だとか、右派だとか左派だとか書いてありますが、ではそれぞれはどのように定義されているのか、ということになると説明できる人は数少ないです。なぜならば、これらは厳密な学問用語などではなく、なんとなく慣習的に使われている用語だからです。しかし一般人にとっては、それぞれどういう意味なのか分からないの困るものです。今回は保守・革新、右派・左派などについて解説していきます。

 まず保守と革新についてです。辞書的に言えば、保守とは伝統を重んじる思想、革新とはその逆で進歩的な思想を持って時代にあった形に伝統を変えていく思想、ということになります。日本での政治的な意味では、戦前的な思想を持っているのが保守、それに対するものが革新、という形になっています。

 例えば保守は再軍備賛成、9条改憲賛成、天皇制の重視など。革新は非武装化、9条護憲などです。具体的な政党で言えば、保守の代表は自民党、革新の代表は共産党でしょう。

右派と左派のちがい
 それでは右派・左派という違いはどういうものでしょうか。日本においては、大体右派=保守、左派=革新と考えて間違いありません。しかし右派・左派には政治的な意味以外に、経済的な意味も含まれることがあります。

 経済的な意味での右派・左派とは、自由主義、市場原理主義つまり経済への国家の介入を最低限にするような考えかたを右派、逆に社会主義、共産主義、福祉国家などのように経済に積極的に国家が介入するような考えかたを左派と言います。そしてその中間を中道と言います。

 国家で言うと欧州には中道から左派寄りの国が多いです。北欧では税金が高いかわりに教育や医療、社会保障が非常に充実しており、社会的弱者でも暮らしやすい環境をつくっています。逆にアメリカは中道より右派寄りで、社会的厚生よりも自由競争を重視しています。日本は中道にあたりますが、小泉政権のように民営化によって政府の仕事を減らしたりする政権は右派に近いです。

タカ派とハト派とちがい
 タカ派、ハト派とは海外の国に対してどのような態度に出るか、という面での分類で、タカ派は対外強硬主義、ハト派は対外融和主義の思想です。つまり海外に向かって攻撃的な姿勢をとったり、軍事力を行使したりしようとする姿勢がタカ派、軍事力を否定し周辺国とも協調的に平和を維持していこうとするのがハト派です。

 この3つの分類を知っておけば、どの政治家がどのような思想を持っているかがなんとなく分かってくると思います。例えば安倍首相は保守、中道か右派で、タカ派寄りの思想なのではないでしょうか。しかし、あくまでこれらの分類は便宜上使われるもので、厳密な学術用語ではありません。同じ政治家、国家でも時と状況によって右派になったり左派になったり、タカ派になったりハト派になったりするでしょう。これらは曖昧で流動的な考えかただと割り切って使うことをおすすめします。

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