東洋の知恵、発酵食品を使った雑炊レシピ

  • 2016/5/9
雑炊

夜食として、あるいは、鍋のあとに、「雑炊」は手早く作れてその上、ヘルシーなのが嬉しいですね。すぐに小腹がすく「おかゆ」とちがって、具が入ることで、雑炊は、ごはんが少しでも、じゅうぶんに満腹感が得られます。ただ、ひとくくりに雑炊といっても、誰もが知っている定番から、洋風・中華風もあります。そして、最近では、トマト缶を使ったリゾット風やカレー粉を入れたものなど、バラエティーに富んでいるようですね。そんなたくさんのレシピの中から、今回は冷え性予防や、肌をなめらかにする効果に優れている「発酵食品」を使った二つのレシピを紹介いたしましょう。

●「コクのある豚腹肉とキムチの雑炊」
「雑炊」といえば、あっさりとしているイメージがありますが、鶏がらスープと豚肉を加えることで「コク」があり、食欲が進む一品です。キムチは発汗作用と食欲増進作用があるのは有名。

1.鍋に適量の鶏がらスープ(粉末を水で溶いたものでOK)を沸騰させて、食べやすい大きさに切った、豚ばら肉を数枚入れます。
2.肉に火が通ったらごはんを加えて、さらに加熱します。
3.約五~七分すると、溶き卵を投入して、卵がかたまらないうちに、よくかき混ぜてください。
4.火を止めて十分ほど蒸らします。また、お好みで少量の醤油かラー油を垂らしても。

●「酒の粕を入れた北国風の白い雑炊」
乳白色の見た目とは裏腹に、存分におとなの味わいをお楽しみいただけるメニューです。東北で一般的な粕汁ベースに、潰した豆腐を追加しました。さらさらでなく、もちもちとした食感で、のどの痛みにもよくききますよ。 

1.湯の中に、食べやすい大きさに切った、にんじん、大根、しめじを入れます。もちろん、上記のものだけではなく、冷蔵庫のそうじを兼ねて、他の野菜やきのこ類でも代用できます。そのあと、絹越し豆腐を潰しながら入れてください。
2.次に、ごはんと酒の粕を加えます。このとき、酒の粕は手で小さめにちぎって少しずつ入れると早く溶けますよ。
3.沸騰したら、少量の味噌と粉末の昆布茶、塩を混ぜます。
4.約十分蒸らしてできあがりです。

湿度の高いアジアには、ヨーロッパにはない、独特の発酵食品の歴史と文化があります。それらは、優秀な保存食品として活用されました。真冬の野菜不足をおぎなうため、あるいは、日照り続きのスタミナの補充として。食文化は、気候や風土に合わせて発達していくものなのですね。そんな、先人達の知恵を、時には、現代風にアレンジしながら次の世代につなげていきたいものです。

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