お天気のいい夏の週末には、親戚や同僚や友達を呼んで裏庭でBBQパーティが始まります。招待された人たちがサラダやデザートや飲み物を持ち寄るポットラックパーティです。子供たちは外で遊びながらご機嫌です。薄暗くなったら映写機を持ち出して、庭で映画を楽しみます。また、お天気の悪い日にはBBQ の代わりに手間いらずのスロー・クッカーでプルド・ポークを作っておきます。

肉食のアメリカでは、上質のステーキ肉が1ポンド（約450グラム）8～9ドルと安いので、特大ステーキを豪快に食べることができます。味付けには、WeberのSTEAK’N CHOPというシーズニングがとても美味しいことを発見。このシーズニングは牛だけでなく、ポークにもチキンにもラムにも魚にも合うので、とても重宝しています。その他チキン専用のBEER CAN CHICKENもなかなか美味なWeber製です。また、McCormickのオールパーパス・シーズニングも使い勝手があり、 Laury’sのレモンペッパーは夏の味付けには最高です。

もちろんポークや安い牛肉だってマリネにして数時間だけ漬け込めば、パサパサ感がなくなり味が浸み込んで柔らかくなっているだけでなく経済的にも嬉しいです。このマリネのレシピは元々、冬に鹿狩りをする主人が見つけたものですが、鹿肉だけではなくビーフにもポークにもピッタリ。簡単で肉が柔らかくなるので美味しいですよ。

１．マリネ
お肉を1センチくらいの厚さに切ります。醤油大さじ2、ケチャップ大さじ1、サラダ油大さじ1、オレガノ小さじ3分の１、ガーリックソルト小さじ１、コショウ小さじ2分の1。醤油をステーキソースに変えても大丈夫です。以上を浅い容器に入れてよく混ぜ、冷蔵庫に寝かせること4時間。強い味が苦手な方はマリネの時間を短くしてください。あとはグリルで好みの焼き加減にするだけ。フライパンでもOKです。マリネ液はお肉にしっかりからませてください。

２．プルド・ポーク
ポーク5ポンド（約2.25キログラム）の塊に対し、ブラウンシュガー大さじ４、マスタード大さじ1、サラダ油大さじ2、アップルサイダー・ビネガー2分の1カップ、パプリカ小さじ2、クミン小さじ2分の1と塩コショウ少々。肉にすり込んでスロークッカーに入れ、弱火で8時間ほど待ちます。あとはホロホロになったポークをフォークを2本使ってバラバラにします。最後に適量のBBQソースを混ぜて出来上がり。ハンバーガーのバンに挟んで食べます。つけ合わせにはベイクド・ビーンズがよく合います。

男性がグリル係りで、主婦はお客様と会話をしながら上手におもてなしをするのが大切な役割です。ちょっと変わったアメリカ風の味と気軽さを試してみませんか？