ゴールデンウイークにアニメにドはまりするという選択
- 2015/4/24
【現代女子にビタミンでは無くガンダムが足りない理由】
彼氏もいないし、友達と遊ぶのに外へ出るのも疲れるしお金も使う。そんな女性がゴールデンウィークに対して「私は一人ぼっち」という感覚を抱いてしまうのは仕方無いかと思います。
けれども、スイーツを食べて原宿を歩いて服を買って友達とおしゃべりだけが人生ではありません。今時の女子に足りないものは何か?そう、機動戦士ガンダムです。
何故なら、アニメ『ハヤテのごとく』のヒロインである三千院ナギも言っています。「ガンダムが足りていない」んです。
つまり、お肌をぷるぷるにするには取りあえずちふれの化粧水やドンキのハトムギ化粧水があれば出来ますが、人生が満たされる為にはガンダムが必要なのです。私はそこがアニメを鑑賞する上での最重要ポイントだと断言します。
【ハマーン・カーン様に人生哲学を教えて貰いましょう】
機動戦士ガンダムをゴールデンウィークに鑑賞するのに、『機動戦士ガンダムだけ』しかレンタルDVDショップで借りてこないというのは、結果的に機動戦士ガンダムの魅力を十二分に理解出来ずに終わってしまう結果に繋がります。
『ガンダム』をきちんと理解する為には機動戦士ガンダムだけでは無く、続編の『機動戦士ZZガンダム』(ゼータ)と『機動戦士ガンダムZZ』(ダブルゼータ)も鑑賞する必要があります。
機動戦士ガンダムで主に扱っているのはジオン公国が地球連邦政府からの独立を目的として宣戦布告をした『一年戦争』ですが、ガンダムで楽しいのは一年戦争が終わって『その後』がどうなったのかという事です。
特に機動戦士Zガンダムと機動戦士ガンダムZZに登場する女性の美しい指導者であるハマーン・カーン様の言葉は、女性らしい生き方を考えさせられる程の影響力があります。その為にゴールデンウィークの全休日をガンダム漬けにする選択肢は、あながち間違ってはいません。
【アメリカ人も実はチャットで「ハイル・ジオン」って言っています】
女性向けのアニメと言うと、アオハライドや凪のあすからといったアニメが想像されますが、ゴールデンウィークに一気に見るのであればより重厚な機動戦士ガンダムが一押しです。
最近のガンダムだとガンダムGのレコンギスタが有名ですが、単に流行だからガンダムを見るという人よりも、ガンダムシリーズが好きだから『Gのレコンギスタを見る』という層が多いというアニメファンの感覚が私にはあります。
ガンダム独自の戦争の生々しさや重さ、気分の高揚の仕方にはオリジナリティがあるという賛辞がぴったりで、他のアニメで類を見ない魅力がそこにはあります。
国際的にも機動戦士ガンダムのシリーズは人気で、アメリカの社会人が「ハイル・ジオン」とチャットで発言しているのを実際に私も見た事があります。
つまり、流行のアニメの魅力はその時代を描写しているという事ですが、今の時代は正直良くも悪くも『軽い』のです。例えば、アニメ1つとっても視聴者が死んで欲しく無いと思うキャラクターは全員死にませんし、大抵大団円で終わります。
けれど女性にとって、ハッピーエンドの物語が100%共感出来るでしょうか。私は全くそうは思っていませんし、悲劇を見ると心のどこかで安心する部分があります。不幸なのは、辛いのは自分だけでは無いという安心感です。
ガンダムが広く世界に受け入れられているというのは、悲劇に救いを求める人が少なくないからです。視聴率や売り上げを優先したアニメ作りをする『資本主義』の時代が加速した現代社会において、機動戦士ガンダムはある意味心のオアシスと言えます。