クッキングの基本 鶏ガラスープで増やせるレパートリー
- 2015/6/3
毎日料理をしていると、食卓がマンネリになりがちですよね。
料理のレパートリーってなかなか増えていかないものです。
そんなとき、クッキングの基本になる調味料を押さえておくと、具材を変えるだけでレパートリーが増やせます。
【鶏ガラスープの素でスープを作る】
鶏ガラといっても、鶏ガラを煮込むわけではありません。
市販の顆粒タイプの鶏ガラスープの素を使います。
鍋に湯を適量沸かし、ラベルの裏に書かれている分量の3/4程度の鶏ガラスープの素を溶かし、醤油(2人分で大さじ1程度)を混ぜてゴマ油(小さじ半分程度)を加えます。
これが基本のスープになり、あとは他の調味料や具材でレパートリーを増やしていきます。
このスープの味を濃くしていくと、それだけで、醤油ラーメンのスープになります。
味の濃淡にはそれぞれ好みがありますから、鶏ガラスープの素の量や、醤油の量をお好みで調節します。
鶏ガラスープの素のにおいが気になる方は野菜を加えると、においがとれて、自然な風味になります。
このスープに麺やワンタンを加えてもいいですし、野菜や肉を加えても美味しく仕上がります。
肉や野菜を加える際は、先に炒めてからスープにします。
手順は、
・1. 肉を炒めます。(肉は鶏か豚がおすすめです)
・2. 野菜を炒めます。(野菜はお好みで。だいたいの野菜が合います)
・3. 水(一人分で200~300ml)を加え、沸騰したらアクを取ります。
・4、鶏ガラスープの素(分量はラベルの裏を確認。醤油を加えるため、少なめに)と醤油(1人分で大さじ1/2程度)とゴマ油(1人分で小さじ1/4程度)を加えて火を止め、お好みでコショウを振って完成。
塩を振ってもいいですが、塩分の摂り過ぎになるかもしれません。
野菜や肉の切り方はお好みで。一口大に切れば食べやすくなります。
味は中華風です。具の数だけ、スープのレパートリーが増えます。
豆板醤や甜麺醤を加えてより中華風にしたり、酢を足して酸味のあるスープにしたり、生姜やニンニクで香りをつけたりすると、味のバリエーションが広がります。
【鶏ガラスープで炒めもの】
鶏ガラスープの素と醤油とゴマ油で、炒めものを味付けすると、中華風になります。
ゴマ油を入れなくても、鶏ガラスープと醤油だけで充分な味に仕上がります。
炒めものの基本的な手順は、
・1. フライパンに油を引き、肉を炒めます。(油はサラダ油でもキャノーラでもお好みで)
・2. 肉に火が通ったら、野菜を入れて炒めます。
・3. 鶏ガラスープの素を顆粒のまま加えて、醤油、ゴマ油を入れます。
最後に塩、コショウで味を整えますが、鶏ガラスープの素にけっこう塩が入っているため、塩は加えなくても美味しく仕上がります。
加える鶏ガラスープの量は必ずラベルの裏を見て確認してください。商品によって分量が違いますので。また、醤油を入れるので、鶏ガラスープは少なめに入れます。
醤油とゴマ油の量はお好みです。
基本的には醤油は2人分で大さじ1/2~1程度です。ゴマ油は小さじ1/2~1くらいです。
ニンニクや生姜、唐辛子を入れるときは、肉を炒める前に入れ、油に香りを移します。
野菜の切り方はお好みです。切るのが面倒なら市販の炒めもの用のカット野菜が便利です。
肉に下味をつけるとしっかりした味になりますが、つけなくても美味しくできます。
鶏ガラスープの素を炒めものに使うときは、水に溶く必要はありません。野菜から出る水分だけで、鶏ガラスープの素は溶けてしまいます。
もちろん溶かして使っても大丈夫ですが、多少水っぽくなります。
この他チャーハンの味付けに鶏ガラスープを使っても美味しくできますよ。このときも鶏ガラスープは顆粒のまま加えます。
味が出しやすいからと鶏ガラスープの素ばかり使うようになると、味が似通ってしまうので使いすぎには注意が必要です。