自分の肌に合った、理想のクレンジング選び方
- 2015/6/29
クレンジングの大切さは、女性ならみなさん良く分かっていると思いますが、自分の肌に合った理想のクレンジングを見つけるのは簡単ではありません。クレンジングといっても、オイル、リキッド、ジェル、ミルク、ローションとさまざまな形態があり、その特徴も異なります。ここではその違いを検証しながら、理想のクレンジング探しのお手伝いをしたいと思います。
【クレンジングの成分と配合量】
クレンジングは油分、水分、それに界面活性剤から出来ています。その配合量でクレンジングの形状が変わってくるわけですが、一般的には油分が多いほど、化粧が落ちやすくなります。しかしその分肌への刺激が強く、負担も大きいということになります。洗浄力が大きいものから順にオイル、リキッド、クリーム、ミルクという順番になります。当然、洗浄力が強いものが肌への負担が大きいものということになりますが、濃いメークをしているのに洗浄力が弱いクレンジングで肌をゴシゴシこすると、その方が肌を傷めてしまいます。逆に洗浄力が強すぎると、メイク汚れや油汚れだけでなく、保温のために肌に必要な皮脂や脂分までそぎ落としてしまうので、洗顔後すぐに水分が蒸発し、肌の乾燥がひどくなります。クレンジングは、メイク汚れや油汚れだけを洗い流し、かつ、うるおいは保たれるもの、肌への負担ができるだけ優しいものを選ぶのが大切です。
【化粧の濃さとクレンジング】
ウォータープルーフのベースメイクをしている人はオイルかリキッドタイプを、そうでない人はミルクやクリームタイプを選びましょう。また、アイメイクには専用のポイントクレンジングを使うことをおススメします。アイメイクはしっかりしているからといって、それに合わせて洗浄力の強いクレンジングで顔全体を洗ってしまうと、肌への負担が強すぎてしまいます。
【タイプ別クレンジング比較】
ではタイプ別クレンジングの特徴を見ていきましょう。
1.オイルタイプ
洗浄力は一番強いクレンジングです。濃いベースメイクもアイメイクも落ちるので、ポイントメークも一度に洗浄できて便利です。オイルが多い分、界面活性剤の量も多く、肌への負担が大きいため、乾燥肌や敏感肌の人には向いていません。また、しっかり洗い流さないとニキビの原因にもなります。
2.リキッドタイプ
オイルに次いで洗浄力があります。オイルのようにべたべたせず、使用感がさっぱりしています。お風呂で使えるタイプが多いのも便利ですね。リキッドタイプも肌への負担が比較的大きいので、乾燥肌や敏感肌の人にはおススメできません。さらさらしていて、メイクのなじみがあまり良くないので、つい肌をこすってしまいがちになります。
3.ジェルタイプ
水性と油性、オイルの含有量など、商品によってかなり差があります。ぬれた手でも使えるものが多く、オイルと比べてさっぱりしています。 オイルよりも肌への負担が少ないですが、肌なじみが物足らなくて、ゴシゴシこすると肌への影響は良くありません。保湿力に関してもかなり商品に差があるため、慎重に選ぶ必要がありそうです。
4.ミルクタイプ
肌への刺激が少ないため敏感肌の人でも使えます。その分洗浄力が弱く、薄いメイクしか落とせないので、メイクがきちんと落ちていないと肌トラブルになる可能性もあります。水分に弱いのでお風呂での使用はおススメしません。
5.クリームタイプ
ミルク同様、肌への負担が少ないので敏感肌の人でも使えます。洗浄力と肌への負担のバランスが良いと言えます。ミルクタイプもそうですが、濃いメイクは落とせないため、アイメイクなどにはポイント用クレンジングが別に必要になります。メイクとなじませるのに多少時間がかかると感じるかもしれませんが、ゴシゴシこすらないようにしましょう。
6.拭き取りタイプ
簡単に使用できるので、眠気に我慢できない時や極度に疲れている時、メイクだけ落としてすぐに眠りたい時には便利です。しかし、コットンでこする時に摩擦が生まれ、肌に負担をかけますので、できる限り使用は控えましょう。
いかがでしたでしょうか。クレンジングは、スキンケアの第一歩であり、最も大切な過程だとも言えます。口コミも良いのですが、肌には個人差があるので自分の肌に合った理想のクレンジングを見つけるのは至難の業です。タイプ別クレンジングの特徴をおさえて、各化粧品会社が出しているトライアルセットなどを利用しながら、自分に本当に合うクレンジングを探してみて下さいね。