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柔軟な思考を手にいれたい人が知っておくべき3つの思考法
- 2015/8/28
アイデアが思うように浮かばない、考えすぎて煮詰まってしまうといったことは誰にでもあります。このような時に柔軟な思考を身につけているならば、さらにアイデアを広げて考えることができます。今回は今すぐ誰にでも実行可能でありながら驚くほど大きな効果をもたらす3つの柔軟思考法をご紹介。より広々としたアイデアの世界へ飛び立ち、あなたの可能性をさらに広げてみませんか?
1.ゼロベース
ゼロベースとはこれまで積み上げてきた考えを取り払った何もない状態のことです。ゼロベースで考える方法をゼロベース思考と言いますが、考えが煮詰まっている、考えること自体が苦手な人は自分の常識やこれまでの考えを取り払うことによって頭の中にある全ての当たり前を拭い去りましょう。アイデアが浮かぶためにはアイデアが浮かぶスペースが必要です。煮詰まった頭の中は常識という固定観念で埋め尽くされており余裕というスペースがありません。つまり、新しい考えを取りいれたり、それぞれの考えを組み合わせてさらに進化させるためのスペースがないのです。ゼロベース思考によって頭をリフレッシュさせ、余裕というスペースを生み出すことで凝り固まった状態を脱し、リラックスした柔軟な状態を獲得しましょう。
2.コペルニクス的転回
コペルニクスといえば天動説が主流であった当時に180℃異なる地動説を唱えたことで有名な天文学者であり、コペルニクス的転回とは彼の名前を元にドイツの哲学者カントが「物事の見方を180℃変えること」を例えたことに由来しています。つまり、コペルニクス的転回の思考法とは180℃異なる真逆の視点に立って考える方法です。自分の主張がAであるならば、その主張に真っ向から反対するAでない場合を想像する方法と言い換えることができます。私たち人間は、どれだけ客観的に考えようとも主観的な生き物ですから、客観的に考えようとする心構えを養うのではなく、客観的に考えざるを得ない思考の方法によってアイデアに中立性や客観性を持たせ、柔軟な対応ができるようにするのです。
3.極端に走る
極端に走るとは、例えばあなたの主張や考えがAであるならばAの主張度合いを極端に強めるということです。また、その逆つまり敢えてAでない主張の度合いを極端に強めることも大切です。これらのことは裏を返すならばそれぞれ、Aでない主張の度合いを極端に弱めることであり、Aである主張の度合いを極端に弱めることと言うことができます。コペルニクス的転回の考え方と変わらないように思われるかもしれませんが、その考え方の前提となる部分が大きく異なります。コペルニクス的転回は世間にとっての常識や自分にとっての常識「ではない」ことを考えることによって自分にとっての非常識から常識を眺める方法ですが、極端に走るとは極端に走ることでバランスをとる、いわばシーソーのような感覚を大切にします。バランスをとるためにはバランスをとる2極を知っておく必要があるという考え方に従っています。一方は新しい視点を得ようとするために敢えて反対から見るのに対して、他方はバランスをとるためにこちらという端とあちらという端の2極を見に行くのです。