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鼻炎の貴方に一度試して欲しいこの薬
- 2015/6/3
鼻炎のつらさはなかなかわかってもらえないものです。鼻が詰まって息苦しいのが普通で、眠ると口呼吸になるため喉を痛めやすいですよね。ひどくなると頭がぼーっとしてきて集中力がガタ落ちになったり。風邪や花粉症をきっかけに慢性鼻炎になってしまう人も多くなっているそうです。そんな鼻炎の貴方、どんな治療をしていますか。
一般的に鼻炎となれば、耳鼻科や内科を受診してお薬をもらいます。しかしながら忙しさに追われて市販のお薬で済ませる人や、サプリやビタミンを飲んでいる人も多いかもしれませんね。それで軽くなればいいのですが、マシにはなってもなかなか治らないのが鼻炎の辛いところ。ならば一度試して欲しいお薬があるんです。
整腸剤ってご存知でしょうか。商品名でいうとビオフェルミンSとかミヤリサンとか、乳酸菌や酪酸菌などの含まれる錠剤のアレです。下痢にも便秘にも対応してくれるお薬ですが、これが鼻炎にも効くんです。整腸剤と鼻炎にどんな関係があるのかと思われるでしょう。でもこれは密接な関係があるのです。
花粉症のようなアレルギー性の鼻炎はもちろん、慢性化した鼻炎にも言える事ですが、鼻炎というのはつまり免疫の以上反応です。本来起きなくていい炎症が起きてしまうことで、鼻の奥が腫れて呼吸が苦しくなったり、鼻が詰まってしまったりするわけです。この免疫が正常になれば、鼻炎は確実にマシになります。そしてそのための整腸剤なのです。
整腸剤とは本来下痢や便秘の時に飲むお薬です。その名のとおり、腸を整えるわけです。健康な人間の腸内は善玉菌のほうが悪玉菌より優勢です。けれど風邪などで体調を崩した時、腸内は悪玉菌が優勢になっています。この悪玉菌を乳酸菌や酪酸菌といった善玉菌を追加することでおとなしくさせるわけです。その結果下痢の人は下痢が、便秘の人は便秘がマシになるのです。
人の免疫は腸が6割とも言われています。腸内環境を整えて腸を健康にすれば、生活習慣病なども改善するそうです。鼻炎も免疫の過剰反応による炎症なわけですから、同じように改善する場合が多いのです。ただしこれは善玉菌を補充するタイプの整腸剤に限定されることで、腸の活動に直接作用するような種類の下痢止め薬などは、働き自体が違ってきますので気をつけてくださいね。。
お薬によって違いますが、整腸剤は1日の量の目安がありますね。まずは少なめに、半分くらいから試してみてください。下痢をするようなことがなければ増やしていきましょう。乳酸菌が合うのか酪酸菌があうのか、もしくは違う何かの善玉菌が合うのか、それはたぶん1人1人違います。自分に合う菌とその量を探してみてください。
ヨーグルトや乳酸菌飲料でもいいのではと思われるかもしれませんが、食品からだとなかなか腸まで届きません。サプリにもいろいろな善玉菌を増やすものがありますが、コストパフォーマンスを考えるとやはり普通の整腸剤が一番な気がします。長く飲み続けて根気よく腸を健康にしていきましょう。