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手ぬぐい「あれこれ」
- 2016/6/10
一枚持つと、普通のハンカチでは物足りなくなる「手ぬぐい」。
使うほどに手触りも吸水量もよくなるし、最近は至るところで見かけるようになりました。
そして、かわいい柄がたくさん出ています。
ハンカチとして、タオルとして、夏の暑い日は首に巻いてもよし、そのまま飾ってもよし。
そんな手ぬぐいの「あれこれ」をまとめました。
【手ぬぐいの染め方、あれこれ】
手ぬぐいの染め方は大きく分けて3種類。
- 注染(ちゅうせん)
- 手捺染(てなせん)
- 顔料プリント
中でも、注染染と手奈染は「本染め」と呼ばれます。
「本染め」の魅力は、より「手ぬぐい」らしい肌触りや色合いを持っていることです。
<注染(ちゅうせん)>
明治時代からある、伝統的な染色方法です。
重ねた生地の上から染料を「注いで染める」技法です。
生地を90センチに折って糊付けし、その上から染料を入れ、これを裏表から染めます。
注染だと、グラデーションを作ることも可能となるほか、重なった生地に染料をいれるので、一枚一枚の色柄に若干の差が出たりしますが、そこを注染ならではの「風合い」として楽しむことができます。
(出典:http://www.kamawanu.co.jp/koyomi/14_09.html)
<手捺染(てなせん)>
手捺染は、「1色に対して1枚の型」を使って染める方法です。
染色には、“スキージー”という木のヘラを使うそうです。
手ぬぐいの肌触り・色合いはそのままで、複雑な柄を再現できるところが、手捺染の魅力です。
また、一般的に注染よりも手捺染のものは色落ちしにくいといわれています。
<顔料プリント>
顔料を使用したプリントでは、複雑な柄や、耐光性、安価での製作が可能になります。
しかしこのやり方では、顔料が繊維と繊維の間でかたまっている状態なので、肌触りが悪く、摩擦に弱かったりなどもします。
たくさんある手ぬぐいの中で、飾るだけでなく使用を目的とするなら、このあたりもチェックして選びたいですね。
◆参考URL
http://www.anbo.jp/tenugui/ordermade/some.html
http://www.kamawanu.co.jp/tenugui/process.html
【手ぬぐいの使い方、あれこれ】
- 拭う…眼鏡ふき、汗拭き、手拭き、ほこり拭きなど、一枚あればサッと使えます。
- 台所…家事をしながらサッと手がふけ、洗濯してもすぐ乾くので便利です。
- 包む…本を包んだり、ラッピングにしたり、意外といろいろ包めます!
- 飾る…きれいな手ぬぐいは飾っても。手ぬぐいサイズの額も売られています。
- 隠す…ファスナーがないカバンには、手ぬぐいをかぶせて目隠しを。
- 食事…来客時、ナプキンやおしぼり代わりにも使えます。
- 贈る…季節柄、縁起物などさまざまな柄がある手ぬぐい。ちょっとしたお礼、お祝いに。
一枚の布なのに、いろんな使い方が出来ちゃうのが手ぬぐいの魅力です。
そして、その日のファッションに合わせて、おうちの雰囲気に合わせて、いろんなコーディネイトの仕方が可能となります。
ご当地ものなどもありますから、旅の思い出に集めてみてもいいですね!