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お餞別の書き方・渡し方を知っていますか?
- 2016/6/6
人とのお付き合いの中で、のし袋を使うときはどんな時?
いろいろありますが、転居や引越し、異動や転勤、退職、旅行などをする人に贈る時はどうしよう・・・
なんてこともありますね。
そんな時に渡すのが、餞別といいます。
餞別の「餞」には“はなむけ”“別れの宴”という意味があるの。
昔は旅に出ると、危険や困難がつきもので、旅立の際に、家族や友人・知人が集まって旅の安全を願う宴や、旅費の足しにするために金品を渡したのが始まりといわれていますよ。
何を渡せばいいのかな?
渡す物は、商品券や記念品で渡すこともありますが、現金を渡すこともあります。
現金を渡す時
一般的な1人あたりの金額の相場は?
金額:2000円~50000円
一番よく渡されている金額は、5千円みたい。
付き合い方や血縁などで、相場は上下するようです。
お餞別の金額 = 相手との関係
自分の立場をわきまえて渡すことが必要。
・親子・兄弟・親戚には、相場より多め
・部下の退職や転勤・引越しには、相場より多め
・知人で付合いが薄く義理で渡す時は、相場より少なめ
・自分の収入が少ない時は、相場より少なめ
渡す時は、餞別をもらう方の気持ちも考えるようにしましょうね。
それほど親しくないのに多い金額をもらうと、お返しを考えることになるかもしれません。
※餞別はお返しが不要というのが習わしです。
渡す相手を考えて金額を決める事がマナー!!
渡し方は?
のし袋や封筒に入れてわたす場合と、現金ではなく商品券などにのし紙をかける場合。
複数人で出し合って餞別をする場合
3人までなら、のし袋に氏名を並べて書きます。
3人以上の場合は、表者名やグループ名を書くようにします。
※この場合は、贈った側すべての名前を書いた紙を入れておきます。
会社や職場で、自分より目上の相手に個人の名前でお餞別を贈るのは失礼にあるそう。
その時は、部署名で贈りましょう。
どうしても、個人で贈りたいなら“お花向け(おはなむけ)”という表書きを使いますよ。
熨斗袋(のしぶくろ)の使い方
☆ 水引の色・・・・・紅白
☆ 水引の結び・・・・・花結びor蝶結び
☆ 表書き・・・・・縦書き
表書き
退職や転勤、海外赴任・・・「お餞別」「お花向け」「お祝い」
新婚旅行・・・「お餞別」
旅行や遠足・・・「餞別」、家族には「寸志」
筆記具
文字は、水引に掛からないよう気をつけましょう。
ペンは万年筆やボールペンはダメですよ!筆や筆ペンで書く。
サインペンなら大丈夫。
手書きが基本。
印刷は、手書きタッチのものを使用。
渡すタイミングは?
退職・転勤などの時は送別会で。
旅行の時は、出発前や、見送りの駅のホームなどが良い。
餞別を渡す時は、励ましの言葉を添えるのが一般的なマナー。
気持ち良いお付き合いができるといいですね。