資格試験に挑む ~色使いの戦略~
- 2016/6/13
仕事のスキルアップにも、自分磨きにも、多くの現代女性は、すきま時間を工夫して勉強時間を作り出す名人です。
体力も時間も、限りある中、こんな戦略はどうでしょう。
~青色文房具~
色彩が人へ与える心理的効果は、研究がすすめられ、様々耳にする昨今ですが青色は集中力を高める色として知られています。
好感度が高く、世界的に見ても人気の高い色でもあります。好む人が圧倒的に多く嫌う人が少ないという特徴をもった青色は空や海、水、といった広大な自然を感じたり、冷静さや、落ち着き、判断力が冴え爽やかさや清潔感による、自己肯定感をも導くカラーなのです。
仕事に家庭に恋にお洒落に、多忙な女性たちは、気がつけば興奮状態にあることもしばしば。
興奮をおさえ、気持ちを鎮めて、短時間に効率よく勉強をする必要がある時に青色の文房具は効果的といえます。
なかでも一番のお勧めは、青色のペンです。
内容をまとめるときや、暗記をするとき、また思考を必要としている題材を書き出す時などに、青い文字で書いてみると効率的であると言われています。
その他にも、ペンケースや手帳など青色の文房具は意外と身近に溢れてもいますので上手に味方に付けてみましょう。視覚は人間の感覚の大部分を占めているのも疑いようのない事実です。
※青は蒼・碧・藍などとも表記されます。
蒼は濃紺に近い色、碧は青緑、エメラルドグリーンに近い色、藍はジャパニーズブルーとも呼ばれる群青に近い色です。
また、青には切り替えがスムーズにいく・・といった効果もあります。
テレビドラマや映画などで空が映し出され場面転換されたり、日々の暮らしの中でも信号が青になったら立ち止まっていた人や車が進みだす、といった次に進んでいくイメージが備わっています。
ひるがえって、向上心であったり、必須の責任であったり、時に趣味であったとしても検定試験や資格試験への取り組みにはこうした青の冷静さと落着き、次に進んでいこうという気持ちの転換にも影響をあたえてくれるのですから、使わない手はないでしょう。
カフェ勉をする際にも、青い小物を身の回りに置くと、ポイティブに効率よく時間を使えるかもしれませんよ。
~青の科学的分析~
南雲治嘉さんの著書“色の新しい捉え方”光文社新書によると青色をはじめ寒色系のものを見ると、人は副交感神経が活発にはたらきセロトニンの分泌を促し、その結果リラックス効果と集中力が生まれるとのこと。
幸せホルモンとも呼ばれるセロトニン。興奮を沈め、人を落着かせるという青色の知られざるパワーですね。
海外では、ショッピングストリートの街灯の色を青に変えたところ犯罪発生率が激減したり、日本でも駅ホームの照明を青にした結果、飛び込み自殺が減少したことなども広く知られています。
また、驚くことに色彩は人の時間感覚にも影響をあたえるのだとか。
あるファーストフード店ではお客の回転数をあげるために店内の内装を暖色系で統一しているのだとか。(そして、赤をはじめとする暖色系は食欲増進にもつながります)
ひるがえって、青をはじめとした寒色系のインテリアには、時間が早く感じられる集中をしている間にあっという間に時間が過ぎていた、ということが起こります。
もう少ししたかったな・・・といった感覚が残るので、翌日もうまく時間を作り出し再び勉強に向かいやすい環境作りともいえそうです。継続は力なりですものね。
おまけに、青色には食欲を抑える効果があるので(自然界には青色の食材が少ない事から連想しにくいといわれています)、学習中の運動不足からイライラしたり、手持ち無沙汰になって、ついつい食べてしまう夜食をはじめとした間食によって肥満になってしまった・・といったことも予防できるのですから一石二鳥です。
最後に大まかにまとめてみます。
- 集中の青(冷静さ、集中力、リラックス、涼しさ、平和 など)
- エネルギーの赤(購買意欲を促す、食欲、注意喚起、情熱 など)
- 知性の黄色(論理的な判断、不安の解消、緊張の緩和 など)
これらをふと、思い出して日々の暮らしの中に活用してみてくださいね。
みなさまのチャレンジや努力が、実を結びますように。
わたしも、頑張る。青色小物で・・。