寝てても痩せる?寝れば痩せる?は本当だった
- 2015/6/11
「寝てても痩せる」なんて、ダイエットをしたい人には羨ましい話ですし、「そんなのウソだ」と思ってしまうのではないでしょうか?ところが…本当なんですね。どうして寝ていて痩せるなんてことが起こるのか、この羨ましい体質に注目してみましょう。まず、条件があります。
・筋肉量が多い
・夕食は軽く済ませている
・寝室の温度が少し低め
この3つの条件が、寝ていても痩せる人のメカニズムなのです。
ダイエッターの方は、「その条件になるのが無理」だと思いますよね。私たちの1日代謝エネルギーの70%は基礎代謝で、その40%程度が筋肉で消費されています。25歳の女性で身長160cm、体重が50㎏だとしたら基礎代謝が1252.9kcalで、その40%の501kcalくらいが筋肉が消費してくれている分です。また、20代女性の平均的な筋肉率は39%なので、体重が50㎏なら19.5㎏の筋肉があることになります。ここで言う筋肉量が多いと言うのは、25歳で身長160cm、体重50㎏だとして20㎏を少しでも超える筋肉があれば、基礎代謝も上がって痩せやすくなると言う事です。もちろん、あり得ないほどの摂取カロリーではないのが条件ですね。筋肉量が激増しないなら、この例で言う人の摂取カロリーは1,500kcalは超えないようにするのが理想的です。
1,200~1,300kcalの中で調整しましょう。
カロリー計算だけのダイエットは時代遅れになりましたので、栄養のバランスを考えた食事を心がけてください。
筋肉を増やすのなら、良質なたんぱく質を減らすことは出来ません。
鶏肉のささみや納豆や豆腐などの大豆製品に、良質なたんぱく質が含まれています。
偏ることなく毎日のメニューを考えてください。
失敗例を1つだけご紹介します。ダイエットをしようとしてプロテインドリンクをたくさん飲んでいる人がいますが、そのまま運動をしないでゴロゴロしていると言う話を良く聞きます。プロテインドリンクはカロリーを抑えて必要な栄養を取りながら「運動をすること」で筋力アップをしなくては痩せることが出来ないのです。この点を理解しないで「プロテインドリンク飲んでいれば痩せるんでしょ?」と言う発想をするためダイエットに成功するのが難しくなるのです。良質のたんぱく質を摂って運動をすると筋肉を増やすことが出来ます。そこまでたどり着けたら、むしろ痩せ体質が手に入ったと喜んでも良いところですね。軽く済ませる夕食も、消化の良い大豆製品がオススメです。寝室の温度を少し低めにするのは、体が冷えると温度をキープして生命維持が出来る様に体温を上げる指令が脳から出るからです。その時にエネルギー源になるのは、胃の中にある栄養分か、もしなければ脂肪をエネルギー源にして体温アップをするものなのです。この様にして、脂肪を減らしながら眠れるので、室温調整を実践してみましょう。温度を下げ過ぎると風邪をひくなどトラブルの原因になるので、その点だけ十分に注意して試してみてください。