ベルリンの壁の跡地に行ってみよう
- 2017/1/12
現在はドイツは一つの国家として成り立っていますが、少し前までは二つの国家に分断していました。東ドイツと西ドイツであり、二つの国は独自の発展を遂げることになり、同じ民族でありながら文化の融合が違えている状態といってもいいものでした。
この二つの国を分けていたのが「ベルリンの壁」であり、壁を通っていくこともかつてはむずかしいこととされていました。
大事に大戦後のドイツは二つの文化圏があったと考えてもいいでしょう。28年にわたり分断されていたドイツは再度、統一国家となりベルリンの壁は崩壊しました。
ベルリンの壁はブランデンブルグ門のすぐそばから分断していたこともあり、壁の跡地を見に行くというよりも壁の跡地、ブランデンブルグ門、宮殿跡などを見に行くというコースのほうがお勧めになります。
ブランデンブルグ門のそばには国会議事堂もあり、事前予約が必要ですが見学することもできます。当日券などはほとんどでないので、訪問前にホテルなどを経由して予約してもいいでしょう。
<ベルリン大聖堂>
歴代のプロイセンの王族たちの霊廟でもあるのがベルリン大聖堂になります。ブランデンブルグ門からも近く、大聖堂の外観はもちろんですが内部にある重厚なパイプオルガンは一見の価値ありです。内部の壁画やドーム画の美しさなどをとってもブランデンブルグ門まで来たならば入場していきたい場所の一つになります。
日曜日はオープン時間が違ってくるので、観光の際には時間のチェックをしっかりとしておきましょう。
<勝利の女神ヴィクトリア>
ブランデンブルグ門の上には勝利の女神ヴィクチョリアが4頭馬車と共に見ることができます。
このヴィクトリアはナポレオンとの戦いの際に、勝利者であるナポレオンが持ち帰ったという逸話もありヴィクトリアを奪還するためにプロイセン王はナポレオンに戦を仕掛けたことにもつながっています。
ブランデンブルグ門を見る際には少しだけこのあたりの知識も入れておくことでより楽しめるかと思います。
<ベルリン桜>
ベルリンの壁の跡地には桜が植えられています。このサクラは日本の募金で植えられた桜であり、約9000本以上の桜が壁の跡地に植えられました。
駅周辺から壁の青地につづく桜は、この壁で命を落とした多くの人の魂を導くかのように季節になると一斉に咲き出します。
日本とドイツは古くから国交もあり、その二つの国を桜繋いでいるというエピソードはあまり知られてはいません。
桜を追いかけながら進めば当時の壁を破壊する瞬間のパネルなども多く展示されており、ここに確かに高く重い壁があったことを改めて感じさせます。駅周辺のパネルと合わせてみることでよりドイツの歴史に触れることができます。
現在でも壁の一部をモニュメントとして残してあることもあり、実際の壁を触ることもできます。中にはかべの破片など撃っているお土産屋さんなどもあり、分断されていたことは「過去」になりつつあるといってもいいでしょう。
<アートメッセージ>
現在も残されているベルリンの壁の一部には、現地のアーティストたちによるカスタムが施されています。スプレーアートで刻まれた言葉をたどるだけでもこの壁がどのよう葉ものだったのかを知ることができるようにもなっています。
また、駅周辺のパネルと合わせてみることで壁があったことでどのような感情や自由への渇望があったのかをうかがいみることができます。
年代を主体としたアートメッセージや、自由への思い。私たちが普段感じることのできない気持ちがアートメッセージとして刻まれており、日常の中にある不思議な空間という気持ちにもなります。
写真なども取ることができるので周辺施設を含めて、一周してみるのもおすすめのコースでありレンタル自転車などをレンタルしてみるのもおすすめのコースになっています。