世界4大コレクションって?ファッション通なら知っておきたい祭典
- 2017/2/17
皆さんは世界4大コレクションって、何かご存知でしょうか?
世界各地で流通する洋服のほとんどが、一番最初は4つの大きなコレクションから生まれています。各有名デザイナーが手がけた衣装がコレクションにて発表され、それをもとに一般企業で洋服が作られ私たちのもとへ届いています。一度は「パリコレ」なんて言葉を聞いたことがある方も多いはず。そんな洋服の祭典、世界4大コレクションについてご紹介させて頂きます。
●世界4大コレクションとは?
ファッション業界ではあまりに有名なファッションショー。それがこの4つのコレクション。
フランスで開催される「パリ・コレクション」。
イタリアで開催される「ミラノ・コレクション」。
アメリカで開催される「ニューヨーク・コレクション」。
イギリスで開催される「ロンドン・コレクション」。
これは”プレタポルテ”と呼ばれる高級既製品の洋服の世界的なファッションショーになります。
”プレタポルテ”とは、1点1点手作業で顧客に合わせた洋服を作るオートクチュールとは反対の言葉で、基本的には卸売から大量受注して小売する流れの「既製品」のことを言います。大量生産された安物の洋服とは違うため、日本語訳では「高級既製品」と高級をつけて訳されることが多いです。
ファッションショーには世界各地から多くのモデルが参加し、毎年各ブランドの新作が発表される場となっています。
コレクションはニューヨークが一番始めに開催され、次いでロンドン・ミラノ・パリの順に開催されます。
●4つのコレクションの中で最も歴史が古く、規模も最大なのが「パリ・コレクション」
パリ・コレクションは世界4大コレクションの中でも毎年一番最後に開催されるファッションショーですが、その規模の大きさから一番影響力が大きいコレクションとなっています。
その歴史は20世紀初頭まで遡り、当初はオートクチュールの洋服がファッションショーの主な発表作品でした。1970年代に入りプレタポルテの高級既製品服の発表が主流になっていき、今現在の形に繋がっています。
パリコレはファッションショーの中でも最高峰の祭典ですので、世界各国のマスコミからの注目度も非常に高く、発表されるごとに話題を呼ぶとても影響力のあるコレクションです。当然、そのランウェイを歩くモデルたちも超一流。彼女たちにとっても非常にステイタスのある場となっています。
●第二次世界大戦の影響で始まったニューヨーク・コレクション
ニューヨーク・コレクションが始まったのは1943年。当時パリは第二次世界大戦真っ只中で、アメリカからパリのコレクションに参加するのは容易なことではありませんでした。そこでアメリカは「パリに行かなくてもファッション関係者に情報が届けられるように」と、ニューヨークでコレクションを開催するという決定をし、ここからニューヨーク・コレクションが始まって行きました。
●一般の人ってパリコレに入れるの?
ファッションに興味のある方なら一度は生で見てみたいパリ・コレクション。正直、このコレクションに一般の人が参加をするのは非常に厳しいです。世界中のバイヤー、マスコミ、報道陣、世界のセレブが招待され席が埋まってしまうため、会場に入ることも困難です。ですのでコレクション情報は、ネットの映像や中継などをチェックする方法が現実的です。
歴史あるコレクションの内容、如何でしたでしょうか?
世界4大コレクションから生まれる新作発表にこれからも期待したいですね。
お洒落に興味のある方は、是非一度ネットのコレクション中継を見てみてはいかがでしょう。