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疲れた時はこの映画を観よう! オススメ4作品
- 2015/5/11
皆さんお元気ですか。毎日仕事や家事や人間関係に追われて疲れていませんか。何事もなく日々を送れたら一番ですが、そうもいかないのが人生というもの。もしも最近疲れ気味だなあと思うなら、ちょっと休憩して静かで優しい映画を観るのはいかがでしょうか。
○ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
1997年公開のドイツ映画です。日本版リメイクもありますが、ここでは元作品の方をご紹介しますね。病院で出会った2人の男、ともに末期の病気で死が確定しています。そして2人は海を見に行くために病院を抜け出します。ただ盗んだ車がギャングのものであったために、ギャングと警察双方に追われるてんやわんやの逃避行になります。そうして静かな静かな最後に辿りつきます。めちゃくちゃといえばそうなんですが、それでも心が洗われる映画には間違いありません。ルトガー・ハウアーが超かっこいいというオマケ付きです。
○最強のふたり
2011年公開のフランス映画です。ご存知の方も多いかもしれません。1人は事故で首から下が動かなくなった大富豪、1人はスラムの黒人青年。大富豪は青年を介護人として雇います。理由は「彼はわたしに同情しない」からでした。大富豪で障害者の中年男性に、青年は余計な気遣いなしで対等に接し、いつしか強い友情で結ばれていきます。とにかく面白いです、この映画。2人はいつも笑っていて、本当にこの2人なら最強だなと思えます。そしてラストにいたるまでのすべてがフランス映画らしい。笑いながら観られて、観終わったら元気をもらえますよ。
○博士の愛した数式
2006年公開の日本映画です。シングルマザーの主人公が家政婦組合から派遣されたのは、事故で新しい記憶が80分しかもたない数学者の博士の家でした。体中にメモを貼り付けた人づきあいの苦手な博士と、シングルマザーの主人公とその10歳の息子の間には、いつしか温かい交流が生まれていきます。頭が平らだからと√(ルート)とあだ名をつけられた少年は、成長して数学の教師になります。淡々と穏やかに進む物語は、とても日本らしい優しさに満ちています。
○太秦ライムライト
2014年に公開された日本映画です。京都太秦撮影所を舞台に、「斬られ役」として長く時代劇を支えてきた、1人の大部屋役者の物語です。主役は実際に「5万回斬られた男」の異名を持つ、斬られ役として有名な福本清三さん。55年のキャリアで初めての主役でした。日本映画と時代劇に捧げられた素晴らしいオマージュであり、福本さんのドキュメンタリーとも思わせる作品です。劇中の「どこかで誰かが見ていてくれる」というセリフは、福本さんの本のタイトルでもあります。涙で疲れを洗い流して、また明日が来ると思わせてくれる作品です。
映画は本当に星の数ほどあります。どんな映画が貴方を助けてくれるかはわかりませんが、疲れた時にはちょっと立ち止まって、また明日に備えてみてください。「明日は明日の風が吹く」のです。