ミニ株ってどういうもの?
- 2015/5/28
初心者でもはじめやすいミニ株の魅力
投資をはじめたいという初心者の方は、新聞などで数百円、数千円という価格がついている株を見て、これなら自分もはじめまれるかも、と思うかもしれません。しかし株は購入単位が決まっていて、最低100株程度からまとめて購入しなければならないことになっています。そのため株をはじめようと思ったら数十万円から数百万円かかるのが通常です。
それだけの資金をいきなり株式投資に使うのは、初心者にとってはハードルの高いことだと思います。そこでおすすめなのが「ミニ株」です。これは一部の証券会社が100株以下からでも購入できるように提供しているサービスです。
ミニ株の特徴
ミニ株は最低1単位から購入することができます。例えば1株1000円の株があったとします。通常ならば100株まとめて購入しなければならないため、10万円の資金が必要になります。しかしミニ株ならば1000円からはじめることができるのです。
配当は通常と同じように、持ち株に応じて公平に分配されますが、一部の企業の株はミニ株で購入できない場合もあります。また購入・売却するときは、その申し込みを行なった日の翌日の最初に成立した価格が適用されます。
ミニ株のメリット
・少額で投資をはじめることができる
ミニ株のメリットは、なんといっても少額から株式投資をはじめることができるということです。もちろん少額であるためそれだけリターンも少なくはなりますが、まずは仕組みを理解するため、勉強するため、という動機ではじめてもいいのではないでしょうか。
・高額の株が購入できる
一部の優良な成績を納めている企業は、株価が非常に高額になります。株価が1万円を超えると最低100万円は資金を準備しなければならなくなります。しかしミニ株ならば、100株以下でも購入できるため、高額な株も手軽に購入することができます。
・分散投資がしやすい
投資の基本はリスクを分散させる分散投資ですが、多様な銘柄に投資するということは、それだけの資金が必要だということです。しかしミニ株ならば一つあたりの銘柄に少額で投資できるため、少ない資金でも分散投資することが可能です。
ミニ株のデメリット
・リターンが少ない
少額で投資できるということは、反面リターンが少ないということです。投資で一儲けしようと考えている人には向きません。
・指値注文ができない
通常の株の取引ならば、この価格になったら売る、という指値注文ができます。しかしミニ株は注文の翌日の最初の取引価格で購入・売却されるため、細かい価格の設定ができません。大きな価格変動があったときは、自分の思ったタイミングで取引できず損してしまう可能性もあります。