五月病にならないためにはどうしたらいいの?
- 2015/6/29
「五月病」という言葉、聞いたことありますか?
ひとことで表現すると、「ゴールデンウィーク明け頃にやる気がでなくなる病気」。
あなたにも、そんな経験ありませんか。
今回は、五月病の原因と予防についてご紹介します。
■なぜ「五月病」になるの?
入学・入学・新学期など、4月から環境が変わるケースは多くあります。
環境が変わるときって、「心機一転頑張ろう」という気持ちになりますよね。
もし、この“頑張ろう”という気持ちが強すぎたり空回りしたりしてしまったら。
その反動でやる気がでなくなったり、疲れから体調を崩したりしてしまうでしょう。
これが「五月病」です。
ゴールデンウィークで長期連休になると、その症状が出やすくなります。
ちなみに、「五月病」の仲間として「サザエさん症候群」という言葉もあります。
これは、日曜の夜になると翌日からの仕事や勉強のことを考えてしまい、憂鬱になることを言います。
ちょうど、「サザエさん」が終わったくらいにやってくることから、「サザエさん症候群」と言われるようになりました。
「五月病」も「サザエさん症候群」も正式な病名ではありませんが、よく使われる言葉になってきています。
■「五月病」にならないためには
「五月病」の原因は、“頑張ろう”という気持ちが強すぎたり空回りしたりすること。
ですから、予防のためには“頑張りすぎないこと”が大切と言えます。
具体的にあげてみると、例えば以下のようなことがあげられます。
①完璧にこだわりすぎない
新しいことを始めたときや責任が以前より増えたときなどは、完璧主義に走りがちですが、現実はなかなかうまくはいきません。
予想どおりにうまくいかなくても、それはそれで良しとしましょう。
うまくいかなかったときに自分を責めたりしないように。
②気分転換をする
仕事や勉強のことばかり頑張りすぎてしまうと、心も身体も疲れてしまいます。
意識的にリフレッシュするようにしましょう。
ゴールデンウィークは旅行に行ったり、普段会えない友人と会うことができたり、リフレッシュに良い機会ですね。
③生活のリズムをくずさない
ゴールデンウィーク中は、生活のリズムが崩れやすくなります。
そうすると、連休明けにリズムを戻すのが大変。
会社や学校が休みだからといって、生活リズムを崩しすぎないようにしましょう。
④現実を受け入れる
新生活に張り切って臨んだ人にとっては、「こんなはずじゃなかった・・・」と思うこともあるでしょう。
理想を追いかけ続けると、虚無感に襲われて急にやる気が出なくなったりします。
理想どおりにばかりは進まないということを受け入れて、どう向き合っていくかを考えましょう。
以前は、「五月病」は新入生や新人がなるもの、と言われていましたが、最近では誰もがかかる可能性のある症状と言われています。
自分と向き合い、「五月病」にかからないように気を付けてみましょう。