大人女性のオススメ!クラシック音楽を聴いてみよう(前編)
- 2015/7/2
古今東西、会話に困ったときのネタとして「ご趣味は?」なんて話題を振られた経験はありませんか?趣味の定番といえば、読書と音楽鑑賞。この2つは、超がつくほど定番かつ無難な回答ですね。ある程度流行している曲であれば、大好き!というほどでなくても知っていて、会話もあわせやすく盛り上げやすいなんてメリットも。脱・無難を目指す大人の女性にオススメしたいのが、クラシック音楽です。特に大人女性の多くは、小さいころに何かしら音楽に触れたきっかけがある人も多いのではないでしょうか。ピアノなど楽器を習っていた人や、学生時代に吹奏楽部などに入部した経験のある人も多いはず。そこで、大人女性にオススメのクラシック音楽をご紹介します。
・定番かつ日本人に愛される作曲家「ショパン」
日本ならではですが、日本で特に好まれる作曲家の1人に、フレデリック・フランソワ・ショパンが挙げられます。彼が残した作品の第一印象は”繊細”。ショパン自身も作曲家としての活動と共に、有名なピアニストとして活躍していました。そんな経歴から、作曲のほとんどがピアノ独奏曲になっています。ショパンの楽曲にはポロネーズやエチュード、即興曲などさまざま。
・日本で圧倒的な人気を誇る「幻想即興曲」
ショパンが遺した楽曲の中で特に人気が高いのは「幻想即興曲」です。さまざまなドラマやCMでも利用され、フィギュアスケーターの浅田真央さんのプログラムで使われた曲としても有名です。細かな16分音符のメロディーが奏でる音色は、まさに繊細。しかしこの楽曲は、ベートーヴェンの”月光”に似ているため、ショパンの生存中は世に出なかった作品。ユリアン・フォンタナがショパンの遺品の中にあったこの曲に手を加え発表した経緯のある1曲です。
・華やかさ、力強さを持つ1曲「英雄ポロネーズ」
ショパンが遺したピアノ楽曲の中でも、「英雄ポロネーズ」は人気が高い1曲です。演奏の難易度も高いため、ピアノを専門的に学ぶ人にとって、苦戦を強いられる1曲でもあります。複合三部形式で構成され、主題は華やか。転調を繰り返しながら刻まれるポロネーズのリズムは、心地よく感じます。中間部ではトリオ形式に。吹奏楽のファンファーレのように高音が鳴り響き、曲を盛り上げます。正式名称は「ポロネーズ第6番変イ長調 作品53」になります。
・ショパンピアノ協奏曲の最高傑作「ピアノ協奏曲第1番ホ短調」
ショパンが遺したピアノ協奏曲のなかでも、最高傑作と呼ばれています。ピアノが登場するまでのオープニングは、哀愁漂うメロディーが印象的。ショパンが故郷ワルシャワを離れウィーンに旅立つ告別式の場で、自ら思いを乗せて演奏したピアノコンチェルトとしても有名。映画「のだめカンタービレ」の中で、主人公の”のだめ”が名指揮者・シュトレーゼマンと共に初めての協奏曲を演奏したシーンが有名です。
いかがでしたか?様々なシーンで使われているクラシック曲。後編では、他の作曲家にもスポットをあて、ご紹介します。