ミステリー好きなら知ってる『そして誰もいなくなった』のおすすめポイント
- 2015/10/5
小説にもジャンルは様々にありますが、その中でも特に人気なジャンルと言えばミステリーではないでしょうか?ミステリーと言えば、シャーロック・ホームズを書いたコナン・ドイルを思い浮かべる人もいるかと思いますが、ミステリーの女王と呼ばれたアガサ・クリスティの作品『そして誰もいなくなった』はご存じですか?今回はその作品のおすすめポイントを3点ピックアップしてご紹介いたします。
最初にご紹介するポイントは、『クローズドサークル』を使用しているというところです。クロースドサークルというのは、いろいろ状況が重なりに重なって、外との連絡手段や渡航手段が無くなってしまう状況が作られることを指す言葉なのですが、この作品もクローズドサークルが使用されており、10人が招かれた島が孤島となり、そこで事件が発生するという内容となっています。またこの『そして誰もいなくなった』は、このクローズドサークルの代表作品とも言われております。逃げられない、という状況が、また読んでいる読者を興奮させるのかもしれません。
2つ目にオススメなポイントは、『童謡殺人』がメインとなっているところです。この話は、童謡である『10人のインディアン』という、ちょっと恐い童謡を元に次々と人が殺されていってしまうという不思議なミステリー小説で、最初にその『10人のインディアン』の歌詞が提示され、それに合わせて人が殺されていく様子が、どう殺されてしまうかがわかっていながらもドキドキしてしまうという面白さがあります。最初に紹介したクローズドサークルと同様で、童謡殺人の代表作品としても有名です。
最後にご紹介するポイントは、登場人物10人すべてにしっかりとした人間味や過去があり、感情移入してその作品を楽しむことができるということです。この10人は過去に何かしらの悪事を犯してしまったことによって招かれてしまうのですが、その背景や人物の性格なども細かに描写されていて、作品に読者が入り込んでしまうというのもおすすめポイントの1つです。ミステリーと聞くと、難しそうと思う方も少なくないと思いますが、この作品はそこまで難しい言い回しも使われてなく、読みやすいと思いますよ!
いかがでしたでしょうか?いずれにしても、ミステリーの女王の書いた代表作ですので、時が経った今でも楽しむことのできる素敵なミステリー小説です。今回ご紹介したポイントの他にも楽しめるポイントがたくさんありますので、気になった方は是非読んでみてくださいね!