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AI(人口知能)の進化で、恋愛も人生もつまらなくなる?
- 2015/10/19
お皆さんは「AI(人口知能)」って聞くと何をそうぞうします?
SF映画に出てくる優れた知能と人間と同じ感情をもったロボットみたいなもの?
それも将来あるかもしれませんが、現段階のAIはそこまで未来チックでもなく、「莫大なデータを収集してそれらを結び付け、意味や未来の予測を導きだす」もの、となります。
●日本でも極秘裏に研究開発が進むAI、でも…
株式会社原田武夫国際戦略情報研究所の原田代表によると、すでに日本でも国立大学の研究室とマーケットの最前線にいる人たちの共同開発が進んでいるとのこと。具体的には次のような作業になり、意外にシンプルです。
- ある行為主体が過去720日間にわたってどのようなパターンで行動してきたのかを示すデータを収集する。
- これをもとにどのような行動パターンが予測されるかデータ分析する。
- 分析結果そのものは数値に過ぎないため、これが一体何を意味しているのかを分析者が解釈、応用する。
ただし現在の日本の場合、統計データ分析は一般には公開されません。それは「困る人」が国内外に大勢でてしまうためです。実例として、データ分析をもとに日経平均株価の「これから」の推移に活用しようとした人物がいましたが、秘密裏に圧力を受け最前線から失脚させられたといいます。ちょっと固いお話しになりましたが、実はAIが進化するとみなさんの日常生活にさまざまな影響をもたらすんですよ。
●恋愛に結婚……AIと自分の脳、どちらを信じる?
少し前になりますが、NHKスペシャル「ネクストワールド 私たちの未来」(1〜2月放映)という番組をご覧になった人もいるでしょう。特に1回目の未来予測についての放送が興味深かかったのですが、すでに、アメリカでは次のようなものが実用化されているそうです。
<警察でのAI活用例>
ある州の警察では、過去の犯罪データを分析し、次はどのエリアで犯罪が起きる確率が高いかを予測。警察官はそのエリアを重点的にパトロールします。この結果、麻薬所持犯を逮捕するなど犯人検挙がアップし犯罪発生率が下がっているそうです。
<音楽業界でのAI活用例>
ある音楽プロダクションでは、ヒット曲予測システムを導入。そのシステムで高得点をとった曲を発売し実際にヒットさせるというもの。実際に、無名の女性シンガーソングライターが高得点を出した曲が採用され、音楽番組への出演。曲も大ヒットします。
なんだかAIによってどんどん便利な世界が広がるようですが、そうともいいきれません。
番組では、30年後の2045年という設定で、人々はスマホを持ち歩くように、AIを腕などに身につけて生活しています。
「この付近は事故や事件が起こる可能性があるので、行かないほうがよいでしょう」とか、「この人と恋人同士になるとうまくいかない可能性が高いです」など未来の予測をしてくれます。でもこれでは、好きな相手ができても、将来不安ならやめておこうかという気持ちになってしまいますよね。結婚ならなおさらでしょう。
恋愛も人生も自分の自由にならないような……。
実際に、AIシステムによってヒット曲をとばしたアメリカの女性シンガーも、その後は高得点になる未来のヒット曲がなかなか生まれません。苦悩の末、世に出ている他のアーチストのヒット曲をあらためて自分の耳で聴いてみます。結果、「歌を聴いてくれるのは人間なんだ」と気づき、心という原点に立ち戻ることができます。
どんなにAIによる未来予測が進化しても、それをもとに判断するのは結局、人間になるようです。
すでに、パソコンやスマホに依存しているアナタ、大丈夫ですか?