学問だけじゃない?ご利益たくさん太宰府天満宮

  • 2016/12/27

福岡県太宰府市にある太宰府天満宮は、学問の神様「菅原道真公」が祀られる国内有数のパワースポットです。学力アップや合格祈願で国内のみならず海外からの人気も非常に高く、初詣には日本全国から毎年200万人以上の参拝者が訪れます。そんな太宰府天満宮、実は学力以外にも色々なご利益があるんです!

■太宰府天満宮のはじまり

平安時代、藤原氏との政争に敗れ大宰府に左遷されてしまった菅原道真。903年にこの地で亡くなるのですが、遺骸を運ぶ途中に牛車を引く牛が歩みを止めてしまいます。ここに留まりたいという道真の遺志だろうということで、この地に道真のお墓が作られます。道真が亡くなった後、都では落雷などの異常気象や疫病などが続き「道真の祟り」と恐れられます。道真の怒りを鎮めるために社殿が造営され、これが太宰府天満宮の始まりとなります。また京都には北野天満宮が建立され、現在はともに全国の天満宮の総本社とされています。

■なぜ「学問の神様」なの?

そもそも、道真が藤原氏の陰謀によって陥れられた原因は彼が出世しすぎたことにあります。子どものころから詩歌の才能があり、神童と呼ばれていた道真。その才能を時の天皇に認められ、家格を超えた要職に就きます。どんどん出世した道真は右大臣にまで昇進します。最終的に、「できる男」の道真が邪魔な藤原氏に陥れられてしまいますが、彼は学問の才能に優れたエリート中のエリートだったわけです。

■こんなところも見て周ろう

・主人も忘れない「飛梅(とびうめ)」

本殿向かって右手に樹齢1000年を超えるとされる白梅があります。道真は都落ちする際に、屋敷の庭にある梅の木に別れを惜しんで次の歌を詠みます。

 東風(こち)ふかば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ
 訳:(春の)東風が吹いたら、花を咲かせ香りを届けておくれ。主人(私)がいなくなっても春を忘れるな

伝説では、この梅の木が道真を慕って京の都から太宰府まで一夜にして飛んできたと言われています。これが「飛梅」のいわれです。現在は天満宮のご神木である飛梅の実は収穫され、神前に供えられます。秋には、種は一生のお守りである「飛梅守」になり参拝者たちに授与されます。

・「なで牛」をなでなで

天神(菅原道真)信仰とかかわりの深い「牛」。牛は天神様のお使いとも乗り物ともされ、天満宮では牛が聖獣として境内に多く祀られています。この牛は臥した姿の像で「なで牛」とも呼ばれます。自分の身体の悪いところと同じ部分の牛の身体を撫でると良くなると言われています。

■梅を思いっきり楽しもう

境内に約200種類、約6000本もの梅の木があり、梅の季節には多くの観光客でにぎわう太宰府天満宮。なんと、梅の時期以外にも梅を楽しむことができます。まず、神紋(神社固有の紋)に使われているのが梅紋。御神酒に使われているもの梅酒です。また、表参道に軒を連ねるお土産屋さんの数々で売られているのが、名物「梅ヶ枝餅」。パワースポットでパワーを充電した後は、美味しいものでお腹を満たすのはいかがでしょう。

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