知っておきたい生活雑学 洋服を買うときにチェックすべきこと
- 2015/7/10
せっかく買った服が一度洗ったら縮んでしまって……
お気に入りの服が数回着たら毛玉だらけに……
そんな経験ありませんか?
がっかりしないための生活雑学として、洋服を買うときにチェックしたほうがよいポイントをまとめてみました。
【ディテールの確認】
裾がほつれていないか、キズやシミはないか、縫製にゆがみはないか、ボタンがとれそうになっていないか。そういう基本的なところは忘れずにチェックしておいたほうがよいです。
気に入って買おうと思った洋服にこういうちょっとした不具合があった場合、レジで店員さんに言うと、新しいのを出してくれます。
【洗濯絵表示をチェック】
洗濯表示は重要なポイントです。
とくに水洗いが×になっていて、ドライマークのついているものには気をつけます。これはドライクリーニングしか洗濯方法がないという意味になります。実際には水洗いしても問題ない場合もありますが、この表示になっているということは何か問題が起こる可能性があるということですから、水洗いをするのは少々危険です。
ウールは濡らすと縮むので、ウールでできたアウターやニットなら仕方がないですが、ウール以外の素材でできたカットソーやブラウスでもドライマークで水洗い×のものがあります。
汚れやすいものがドライオンリーだと、ワンシーズンでクリーニング代が洋服代を超えてしまったということにもなりかねません。
実際に洗濯するときは、洗濯絵表示に従います。水洗い絵表示の数字は温度の限度を示しています。40という表示があったら、40度以上のお湯で洗ってはいけないということです。
【デメリット表示をチェック】
デメリット表示とは、ほとんどの場合洗濯絵表示と同じところに縫いつけられている、細かい文字がたくさん書いてあるタグです。
デメリット表示をつけるということは、検査の数値が悪く、条件つきでしか合格していないということですから、これを無視して扱うと移染したり、毛玉だらけになったりします。
・ピリングの警告
ピリングとは毛玉のことです。ピリングの警告が書かれているということは、ピリングの検査で良い数値がでなかったということですから、すぐに毛玉だらけになってしまうかもしれません。
買おうかどうか迷っている服にピリング警告がついていたら、買うのをやめておいたほうがいいかもしれません。
でも、ピリング警告がついていても気に入ったものなら欲しいですよね。とくにニットは毛玉になりやすいですから、ピリングを気にし過ぎると、ニットは買えなくなってしまいます。
毛玉にしないためには、一度着たら休ませてあげることです。1日着たあとは丁寧にたたんで何日間かは休ませてあげましょう。
毛玉ができたときは決して引っ張って抜いてはいけません。周りの糸が引っ張られて、穴があいたり、網目が詰まったりします。引っ張らずにハサミで切ったり、毛玉取り器を使ったりして取り除くとよいです。
・移染の警告
移染とは色移りのことです。
「水に濡らしたまま放置すると他の衣類に移染することがある」
「色の薄いものと一緒に洗濯すると移染することがある」
移染のデメリット表示はほとんどの場合がこのふたつで、両方書いてあることが多いです。
買うときや着るときにはあまり気にする必要はないですが、濡らさないように気をつけたほうがいいです。
とくに白など色の薄いものとコーディネートするときは注意しないといけません。
移染の警告がある場合、もっとも注意しなければいけないのは洗濯するときです。
濃色の服や、移染の警告のある服は分けて洗濯しますが、このときいらない白い布と一緒に洗うと、どのくらい移染するか確かめられます。
洋服選びで失敗しないためにも、お気に入りの洋服を長持ちさせるためにも、ディテールや表示をよく確認して、賢くファッションにお金を使えるといいですね。