ご存じですか?今、大注目の美容“新定番”成分3選【保湿編】
- 2015/4/24
次から次へと新しい成分が登場する美容業界。その中で本当に価値のある成分だけが、熾烈な生き残り合戦を勝ち抜き、新たな定番成分として定着していくのです。今回は、少し前に登場して話題になっただけでなく、確かな実力で定番化しつつある「保湿」系の美容成分をご紹介します。
<“新定番”成分1>カタツムリエキス
最初は韓国コスメとして日本に入ってきた「カタツムリエキス」。誰もが「えっ!カタツムリ!?」と思いつつ、肌の美しさで有名な韓国女性たちの間ではポピュラーな成分だと聞いて、半信半疑で使ってみたものです。その保湿の実力ゆえに、今では日本のメーカーでも取り入れるほどの新定番成分になりました。カタツムリエキスとは、カタツムリの通り道に付くネバネバした分泌液から抽出された成分。カタツムリそのものが入っているのではなく、大切に養殖され、分泌液だけ採取されているのでご安心を。毛穴を引き締める「アラントイン」、肌あれを防ぐ「グリコール酸」、保湿成分である「コラーゲン」「エラスチン」などがたっぷり含まれています。
<“新定番”成分2>フラーレン
ビタミンCの172倍の抗酸化力を持つといわれる「フラーレン」。炭素原子60個がサッカーボールのように球状に配置された物質です。発見者がノーベル化学賞を受賞し、注目を集めました。肌の老化の大きな原因は、紫外線やストレスなどにより発生する活性酸素。フラーレンは高い抗酸化力で、活性酸素を無害化するといわれています。さらに、そのパワーと相反して低刺激のため、コスメに取り入れられやすかったのも定番化した理由。日本では1,000を超える美容皮膚クリニックで採用されています。
<“新定番”成分3>プロテオグリカン
「プロテオグリカン」は動物の体の中に存在する保湿成分。コラーゲンやヒアルロン酸と結び付いて機能しています。新たな保湿成分として実用化されて間もないものの、その高機能が買われ、すでにさまざまなコスメに取り入れられています。優れた効果を持ちながら抽出するのが難しいプロテオグリカンは、商品化した時の製造コストがネックになっていました。しかし長年の研究と開発で、ついに低コストでの実用化をに成功。内閣総理大臣賞という栄誉が与えられました。その実力は保湿に加え、肌を構成する細胞に活力を与えてターンオーバーをサポートする働きも。年齢とともにターンオーバーが乱れがちな大人の女性にうれしい、画期的な成分なのです。