止まらない涙でデトックス! 泣けるおすすめ映画
- 2015/4/24
世の中毎日楽しいことばかりではいられません。泣きたいこともたくさんあって、でも泣くわけにもいかないのが大人のつらいところです。実は涙にはいろいろなデトックス作用があることが最近知られています。たまには大泣きして、いろいろ溜まったものを洗い流してみましょうか。涙をいっぱい出してすっきりできるような、思いっきり泣ける映画を5本選んでみました。
○ライフイズビューティフル
数々の映画賞を受賞した、本当に素晴らしい作品です。第二次大戦下の北イタリアを舞台にした、ユダヤ系イタリア人家族の物語。ナチスの収容所で、父は幼い子のために全身全霊で嘘をつきます。陽気で明るく優しい父が、残酷な世界の中に残してくれた素晴らしいファンタジー。「人生は美しい」というタイトルに泣かずにはいられません。
○チョコレートドーナツ
1970年代のニューヨークが舞台です。当時ゲイの男性は今では考えられないほど差別と偏見にさらされていました。ゲイのカップルとダウン症の少年が、幸せになれるはずだったのにそうならなかった、実話をもとにした物語です。ラストでゲイのオネエ役のアラン・カミングの歌うアイ・シャル・ビー・リリーストは、ゲイだの性別だのを越えて胸を打ちます。
○ヤング@ハート
アメリカのマサチューセッツ州に、平均年齢80歳のコーラスグループがあります。この映画はそのドキュメンタリーです。年に1度のコンサートの準備に励む6週間の内に、2人のメンバーが旅立ちます。仲間の死や病を受け入れながらそれでも歌い生きるお年寄りたち。「よく死ぬことはよく生きることだ」という言葉をそのまま体現している姿は、崇高にさえ見えます。
○ゴースト/ニューヨークの幻
1990年のアメリカ映画ですが、最初にして最高のゴースト映画です。誠実な銀行員の青年は、恋人といる時に暴漢に襲われ死んでしまいます。ゴーストになった彼は、恋人にまで危険が近づいていることを知り、彼女を守るためなんとかしようとします。どうしても触れ合うことのできない恋人たちのせつなさと哀しさ。ラストには嗚咽が止まらないでしょう。
○おまえうまそうだな
絵本を元にした日本のアニメ映画です。ただのアニメだと油断していると大泣きします。卵の時に川に落ち草食竜に育てられた肉食竜のハートと、そのハートに拾われた草食竜のウマソウ。草食竜と肉食竜は一緒にはいられません。どんなに大切でも、大切だからこそいられないのです。それでもできることわかることはあります。それを教えてくれる映画です。
どんな泣ける映画が貴方の胸を打つでしょうか。この中のどれかで大量の涙デトックスを起こして、また明日を頑張っていきましょう。