マレーシア移住生活 「移住した理由と就職事情」
- 2016/7/8
私は韓国からマレーシアに移住しました。
まず、韓国人なのになんで日本語がしゃべれるかとよく聞かれますが、
9年間、留学&仕事で日本に住んでいました。
そんな私ですが、韓国から日本に留学をし、韓国に戻りマレーシアに移住した事を書きたいと思います。
“マレーシアで仕事してる”というと100%返ってくるのは、「英語上手いのねー」とかですが、はっきり言って私、英語しゃべれません。
自己紹介がやっと出来るレベルなのです。
で、どうやって仕事できてるの?という事なのですが・・・
私は一応バイリンガルなので、英語が出来なくてもなんとか仕事が見つかるわけです。
(母国語は韓国語です)
韓国外交部によるとマレーシアに在住している韓国人は12,690名といわれていますが、観光ビザなどで在留している人を含めると2万名となるでしょう。(2015年)
(参照:韓国外交省 http://www.mofa.go.kr/travel/overseascitizen/index.jsp?mofat)
ちなみに2015年外務省の調査によるとマレーシアに在住している日本の方は22056名です。
韓国人なのになんで韓国で働かないと言われますが、
今の韓国は「ヘルジョソン(헬조선)」なのです。
ヘルジョソンとは、地獄朝鮮という意味の新造語です。
(ヘル=Hel 、 ジョソン=朝鮮)
韓国の就職事情について少し説明しますと韓国の労働市場では「スペック」が最重要視されます。
ここでいうスペックとは、能力のことです。
そのスペックの例を挙げますと
-出身大学(4年制大学 かつ ソウル市内にある大学かどうかが大事)
-TOEIC のスコア(最低800点以上、900点以上なんか溢れてますから)
-第三カ国語が話せるかどうか(中国語、日本語など)
-大会などの受賞暦
-保有資格
-海外ボランティア経験
-インターンシップの経験
これ位ないと就職が出来ないわけです。プラス、身長や印象などでも左右されるため、
就職整形までする人がいるのです。(印象をよくするために、口元を切ったりえくぼを入れたり)というわけで私はヘルジョソンの生活を捨て、
マレーシアでのスローライフを選びました。
マレーシアには様々な企業のコールセンターがあります。
ある程度規模の大きい企業にはPCに関するトラブルを解決してくれる、いわゆる「ローカルIT」がいるわけですが、今はコールセンターを持つIT会社にシステム利用料を払い、委託をして問題が出来たときに電話をするというシステムになっている会社が多いのです。コストの面で考えたらこちらの方が安いのです。
企業からの電話を受け、顧客のトラブルを解決する「ITスペシャリスト」という感じです。
それなりのトレーニングを会社で用意してくれます。もちろん英語です。