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鼻血がでやすい原因と効果的に止める方法
- 2015/4/27
滅多に鼻血を出さない人がいる一方で、すぐに鼻血が出て困るひともいます。どうしてなのでしょうか。いろいろな理由がありますが、困るのは皆同じですよね。大人の鼻血の理由と子どもの鼻血の理由、そして効果的な止め方をご紹介します。
○子どもの鼻血
これはかなり単純明快です。要するに子どもは鼻をいじるからです。鼻血がでるのは基本小鼻のあたりです。ここは粘膜が薄い上に毛細血管が集まっています。そのためすぐに傷ついて出血してしまいます。大人ならむずがゆくても鼻が詰まってもある程度は我慢しますが、子どもはそうはいきません。一度鼻血が出れば傷ができますが、それが気になってまたいじるため、鼻血の悪循環になることが多いのです。
もうひとつ、風邪やインフルエンザなどで高い熱が出た時も、子どもは鼻血をだしやすくなります。ウィルスは喉や鼻の粘膜で増えて炎症を起こします。炎症がおきればそこに血液が集まりますが、粘膜の弱い子どもは血管が切れやすくなってしまいます。そのため熱が上がると鼻血を出す子どもが多いのです。
○大人の鼻血
大人で鼻血がよく出る人は鼻の粘膜が弱いということになります。鼻炎や花粉症などのアレルギー症状のある人は、粘膜そのものが弱くなっています。そんな時にくしゃみをしたり鼻をかんだりすると血管が切れて鼻血がでます。繰り返しているうちに血管そのものが弱くなってしまい、鼻血を繰り返すようになってしまうのです。
大人で鼻血が出る人のほとんどは、子どもの頃から鼻血が出やすかったという場合が多いです。子どもの頃の鼻血の悪循環の結果、粘膜や血管が薄くなってしまうからです。鼻血が癖になってしまうわけですね。そういう人はおそらくいつも同じ鼻の穴から鼻血が出るのではないでしょうか。つまりその箇所が切れやすくなっているということです。
○鼻血を止める
鼻血を止める効果的な方法は、実は1つしかありません。小鼻をしっかり押さえることです。ティッシュは血を受ける程度にして、奥まで差し込んだりしないようにしましょう。それで鼻血が止まっても、ティッシュを抜く時にまた粘膜を傷つけることがよくあります。そうなると止まった鼻血がまた出てきてしまうのです。椅子に座ってややうつむきがちになって、小鼻をしっかり押さえながら2、3分じっとしてみましょう。たいていの鼻血はこれで止まります。
いつも決まった側から鼻血が出てそれが頻繁にあるのならば、耳鼻科で血管を焼いてもらうこともできます。これは健康保険の対象になっていますので、費用もそんなにかかりません。麻酔をガーゼで鼻に沁み込ませてから行うので痛みもなく、30分もあれば終わります。術後は少し鼻に違和感がありますが、鼻血の頻度はぐっと下がります。
○危険な鼻血
それまで鼻血など出したことがないような人が、急に鼻血が出るようになった時は注意が必要です。糖尿病や高血圧、血小板減少症のような血液の病気が潜んでいる場合があるからです。1度鼻血が出たくらいなら問題ないでしょうが、なかなか止まらない場合や何度も続くような場合は内科を受診するべきです。
鼻血は命にかかわるようなことはあまりありませんが、それでもしょっちゅう起きれば面倒でしかありません。鼻を強くかまない、刺激物を取らないなど、できる工夫で回数を減らしていってください。