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頻尿の原因 トイレが近い人の傾向と対策
- 2015/4/27
トイレが近い人は女性には案外多いものです。もちろん加齢による場合もありますが、20代30代でも近い人は近いのです。原因は1つではなく、対策も1つではありません。自分の傾向をしっかり判断して、それにあった対策を考えましょう。
まず一番普通にあるのは体が冷えているということです。寒がりで冷え性を自覚しているような人は対策もしっかりとりますが、自分ではさして寒いと思わなければ冷えていても気がつきません。もともと女性は男性ほど筋肉がありません。血液を全身にいきわたらせるのは筋肉の働きなので、女性はどうしても冷えやすくなります。冷えやすいということは汗をかかないということで、余分な水分は尿になるしかなく、結果トイレが近くなるわけです。
対策はありがちですが毎晩お風呂に入って体を温めることです。お風呂あがりに軽いストレッチで体をほぐしてください。なるべく歩くようにして、適度な筋肉をつけるのも大事です。眠る時は足の裏を温めるようにしましょう。ただし靴下を履いたまま寝るのはかえって体に悪いので、レッグウォーマーなどを活用してくださいね。
コーヒーや紅茶緑茶が好きな人もトイレが近くなりがちです。これはコーヒー紅茶緑茶に利尿作用があるからです。反応が早い人なら飲んだ直後からトイレの回数が増えます。こういった飲み物が好きでトイレが近すぎると自覚があるなら、飲む回数や量を減らして様子を見てはどうでしょうか。
もしお水をたくさん飲む健康法やダイエットを実践しているなら、当然トイレは近くなります。毎日たくさん汗をかいているならば話は違いますが、汗はかかずに水分をとれば当然トイレとお友達になるしかありません。嗜好品もダイエットも、自分の様子と相談しながらバランスを取ることが一番です。
特に生活習慣で気になることもないのにトイレが近い、トイレに行っても行ってもなんだか残っている感じがする。そんな場合はほぼ膀胱炎です。女性は膀胱炎になりやすので、特に珍しい病気ではありません。泌尿器科でなくても、婦人科でも内科でも調べてもらえますし、抗生剤ですぐ治る場合がほとんどです。
ただ同じような残尿感でも、子宮や卵巣に何らかの異常があって起きる場合があります。膀胱炎ならば尿検査ですぐにわかりますが、こういった場合は婦人科で精密な検査が必要になります。残尿感以外にも痛みがあったりおりものがおかしかったりもします。いずれにしてもおかしいと思ったら早急に受診するべきです。
一般的には起きている間に8回以上トイレにいくことを頻尿といいます。これはあくまで目安であって、8回より少なくても自分で多くなったと思えば多いことになります。トイレが近いだけではなくやたら喉が渇くようなら糖尿病が疑われますし、子宮や卵巣や直腸の腫瘍が原因である場合もあります。急にトイレが近くなったのなら、冷えを疑うとともに病院へ行く勇気が大切です。