汗や皮脂が気になる季節!実は奥深い「洗顔」の極意
- 2015/4/28
気温の上昇とともに、汗や皮脂の分泌も増えるこの季節。基礎化粧のさらに基礎である「洗顔」はきちんとできているでしょうか?間違った洗顔は、後々肌にくすみや毛穴のつまり、ニキビや炎症などの肌トラブルを招きかねません。奥深い洗顔の極意を知って、キレイの基礎を磨きましょう。
メイクを落とす・・・クレンジング料
「クレンジング料」はメイクや皮脂などの油性の汚れを落とします。近年は「クレンジング料不要」とうたったミネラルファンデなどが出回っていますが、クレンジングしなければ毛穴の奥の皮脂までは落とせないことを覚えておきましょう。また、メイクをせずに日焼け止めだけを塗っている日であっても、クレンジングは必要です。日焼け止めは油性であることが多く、少なからず肌に刺激を与えるもの。しっかり落としてゆっくり肌を休めることが肝心です。
汚れや老廃物を落とす・・・洗顔料
「洗顔料」は、一日生活して顔に付着したチリ・ほこりや汗などの水性の汚れを落とします。クレンジング料の後に使う場合には、クレンジング料そのものを落として肌に刺激を残さない役目も。さまざまな剤型がありますが、その洗顔料ごとの適切な使用量と使用方法を守ることが、肌にくすみを残さないための近道です。
古い角質まで落とす・・・ピーリング/ゴマージュ/スクラブ
毛穴の黒ずみやつまり、ひらき、脂性肌に効果的な「ピーリング」「ゴマージュ」「スクラブ」。言い方が異なるだけで、どれも同じだと思ってはいませんか?目的は、「古い角質や毛穴の奥の汚れを落として、肌のターンオーバーをサポートする」と、3つとも同じですが、その手法が異なっています。自分の肌質や悩みによって最適なものを選ぶことが大切。まずは違いをしっかり把握しましょう。
1.ピーリング
「ピーリング」は、「はがす」という意味。フルーツ酸やサリチル酸など、主に酸によって古い角質や汚れをはがして落とします。家庭用のコスメで「ピーリング」の文字が入っているものもありますが、本当のピーリングの実力はエステサロンにある「ケミカルピーリング」のように、プロの施術が必要な強力なものであると言えるでしょう。
2.ゴマージュ
「ゴマージュ」は「削除」という意味。天然のハーブや植物の種などを使って古い角質を吸着させ、取り除きます。肌の表面で滑らせると消しゴムのカスのようなボロボロが出てきて、角質や汚れと一緒に洗い流す方法が一般的です。角質ケアの中では比較的刺激が少ない方法です。
3.スクラブ
「スクラブ」は「ゴシゴシ磨く」という意味。種子や樹脂などの細かい粒子を研磨剤の役目として肌をこすりつけ、古くなった角質を取り除きます。物理的にこすり合わせるため刺激が強くなりがちなので、肌が弱い人にはおすすめできません。「すっきり爽快」を追求する、肌の丈夫な男性にはいいかもしれませんね。