アメリカの便利なドライブスルーとオンラインショッピング事情
- 2016/9/7
日本でもお馴染みのドライブスルー、車社会のアメリカには絶対に欠かせません。マクドナルドやウェンディーズ、バーガーキングなどのファーストフード・レストランは勿論のこと、薬局や銀行、図書館、郵便局、DVDのレンタル、コーヒーショップ、アイスクリームパーラーなどいろんな場所にドライブスルーがあります。中には車で乗り付けて食べ物を注文すると、可愛いお姉さんが車までローラースケートで運んできてくれるサービスもあります。
さすがに医者に行くのはドライブスルーというわけにはいきませんが、帰りにはドラッグストア(薬局)のドライブスルーで薬を受け取ればいいし、ついでに駐車場にあるDVDレンタルボックスから好きなDVDをピックアップして、それから銀行に寄り道してキャッシュを少々ゲットし、マクドナルドのハンバーガーを買い求めたり、全て車に座ったままで済ませます。
サラリーマンは出勤の前に、スタバのドライブスルーでコーヒーをピックするのが日課で、仕事帰りには本やDVDの返却も、郵便を出すのもドライブスルーで事足ります。デート中でもアイスクリームパーラーのドライブスルーで好きなアイスをピック。
アイスクリームと言えば、夏には可愛くペイントされたアイスクリーム屋のバンが、子供向けの音楽を鳴り響かせながら町の中をゆっくりゆっくり移動しています。音楽が聞こえたら子供たちは表へ出て行って、アイスクリーム屋さんが通りかかるのを楽しみに待っています。
かと思えば、子供たちが家の庭先で自分たちで作ったレモネードを一杯50セントで売っていて、通りがかりの車が止まってレモネードを買って行きます。小さい頃から額に汗して働く姿も、アメリカの夏の風物詩ですよ。
さて、アメリカ人に肥満が多い原因は、車社会なので歩かなくていいこと。絶対的に運動量が不足しているうえに便利さを追求するものだから、スーパーから食料品の宅配を利用したり、ピザやサンドイッチをはじめとするデリバリーは盛んで、パーティのケータリングもとても流行っています。何でも楽に済ませられることが一番!
かてて加えて、アメリカ人の食生活はあまりヘルシーとは言えないこと。食べる量の多さも去ることながら、バケツのようなカップで常にポップ(コーラなどの炭酸水)を飲んでいます。職場では同僚のランチはポテトチップスにポップだったり、缶詰のスープを持ってくる人もいます。栄養のバランスよりも時間をかけずにお腹を満たせばいいという合理さです。
また、便利なオンライン・ショッピングも不可欠で、食品や日用品から家具はもちろん、オンラインでポンと家を一軒購入する人もいます!気軽に買い物ができる代わりにカード地獄に苦しむ人も多く、TVでは借金返済に苦しむ人達を相手に商売をする弁護士を紹介しています。
デート相手を見つけるのも、学校の勉強もオンライン、仕事だって自宅からオンラインでリモート作業できるし、まさに超便利な世界。この先どこまで進化するのか楽しみです!