世界標準時、グリニッジ天文台へ行ってみよう
- 2016/11/30
世界の時間の基準になっているグリニッジ天文台ですが、これはイギリスに存在します。
イギリスに来たならば行ってみる場所に一つに加えても楽しい場所であり、船なども停泊していることが多いのでクラシカルな船やガレオン船などをみながら「ここが世界の基準か」と経度0度を体験できるのもグリニッジの特典になります。
グリニッジ天文台自体の見学料はなんと「無料」になっています。ですが、天文台で整理券をもらう必要があるので、整理券を発行してもらいます。
入館まで時間があるときはぜひ、グリニッジのもう一つの名物を見に行くことをお勧めします。
天文台では古来の天体観測を体験することができ、天文学の成り立ちなどを考えるきっかけもできます。ドームの部分が開き、望遠鏡から見える景色はもしかしたら歴史家たちが眺めたものと同じなのかもしれません。
【グリニッジの名物、カティーサーク号】
カティーサーク号は大英帝国時代の船であり、インドから紅茶を運んできた高速船でもあります。
この船は船首にあるお守りの像がほかの船とはちょっと違い、まさしくその後も数奇な運命をたどることになります。
通常の船の選手には女神などを設置し、その安全を祈願するものですがカティーサーク号はその名前にもらわれているように「魔女カティーサーク」を船首に掲げ、大海原を進みました。
カティーサーク号は2007年に不審火の出火で一度火災事故で燃えてしまいました。復元には4600万ポンドを必要とし、300万はイギリス政府が負担しましたが、4300万ポンドという大金はなんと、民間の寄付でまかなうことが成功しました。
カティーサーク号はそれだけ歴史と運命に翻弄された船であり、その美しさからも復興を望まれました。
2012年に完成し、エリザベス女王が一般公開の再開を宣言し、現在では入場料を払うことで当時の姿を再現した船内や甲板を見学することができます。
火災時にも分解修復作業中だったことが幸いし、製造当時のパーツや木材も別保管されている部分もあり、再現の際にはカティーサーク号が作られた当時の素材を用いての修復も行われています。
グリニッジ天文台を見学するまでの待ち時間や、天文台の前後に見学をしても楽しい船です。
<グリニッジはカフェが多い>
歩き疲れた際にもグリニッジはカフェの多い街としても有名なので安心できます。
天文台付近にも多くのカフェがあるのでのんびりとすることもできます。