皆さんのお宅では牛乳パックってどうしていますか。牛乳は飲まないけど野菜ジュースは飲むとか、何であれ空になった牛乳パックを何かに使っているでしょうか。とりあえず一括して牛乳パックと呼びますが、これってリサイクルに出すだけじゃもったいない、いろいろな使い方ができるんですよ。

　一般的なのは開いて平らにして使うことでしょうか。まな板に乗せてお肉や魚の下拵えに使ってそのまま捨ててしまったり、揚げ物の受け皿かわりにしたり。要するに水をはじくわけで、絵の具のパレットのかわりにしたり、ネイルする時にも使えますね。子どもの粘土遊びの下敷きにはこれ以上ないくらいぴったりです。でもね、まだまだいろいろ使えるんです。

　牛乳パックの利点は水を透さないことともう1つ、大きさが同じなことです。同じ大きさの箱をいくつも用意するのは存外難しいことなのですが、牛乳パックならそれが簡単にできます。クローゼットの引き出しを整理するとき、小さな間仕切りがよく売っていますね。でも牛乳パックを集めて、底から10センチほどの高さに切ったものを並べてみてください。下着や靴下をまとめるのにとても便利な大きさです。高さを変えればTシャツなども縦に収納することができます。思っている以上にスペースを有効活用できますよ。

　お料理に使う人も多いです。注ぎ口のところを開いて1面だけを切り取り、注ぎ口にハサミを入れて貼り合わせれば長方形の箱になりますよね。それを型にすればケーキやパンをレンジ調理で作れます。出来上がったら型のほうを切り開いてしまえば、型からだすために形が崩れるようなこともありません。押し寿司の型にも使えますよ。でも一番便利なのは残ったカレーを冷凍する時です。プラスチックの容器を使うと色移りや匂い移りが気になりますが、牛乳パックなら捨ててしまえばいいのです。

　小物入れやペン立てに使うなら、ちょっとひと工夫してみましょう。工作用の布やマスキングテープを使えば、牛乳パックとは思えない小物ができあがります。もちろん工作なんて面倒だと思う人には向いていませんが、大きさが同じで折り目がきちんとしている分、組み合わせやすいのです。小さな植木鉢のかわりにして、いくつも並べてベランダ菜園なんていうのも楽しいですよ。プレゼント用の小箱にするにもちょうどいい大きさだったりします。

　いかがでしょうか。他にもいろいろな使い方ができますよ。子どもの工作には強い味方ですし、アウトドアの便利グッズにもなります。大きな氷を作りたいなら牛乳パックが最適です。何ができるのかどんなふうに使うのか、自分なりの工夫を楽しんでみてください。