気になる髪のまとまりを持続させる方法
- 2017/2/6
くせ毛や乾燥毛でまとまりにくい、量が多くて扱いづらい、そのような悩みを持つ女性は多いのではないでしょうか。切ったその時はいいけど伸びるとすぐまとまらなくなるといったこともあると思いますそのような方はどこに気をつければいいのかなど、美容師視点でのアドバイスをまとめてみました。
◎「洗い流さないトリートメント」を見直してみる
今や洗い流さないトリートメントはごく一般的に購入でき、使用している方はとても多いと思います。ですが、せっかく購入しても髪質に合っていないと効果が薄れてしまいます。自分の髪質に合ったものを選ぶようにしましょう。
例えば、カラーなどを繰り返しダメージが強く切れ毛や枝毛が多い方はオイルタイプのものがいいでしょう。ただ、オイルタイプのものでも、その種類によって効果が多少異なります。髪が広がりやすい方は保湿効果が高いもの、手ぐしが通りにくい方はサラサラになりやすくしてくれるタイプのものがいいでしょう。
髪の量がそこまで多くない方などが保湿効果の高いものを利用してしまうと逆に髪がべたつき、ボリュームが出にくくなってしまいます。また根元の方につけ過ぎても同じことになるので毛先を中心につけるようにしましょう。
くせ毛や乾燥毛の方は保湿効果の高いものがオススメです。しっとり感を持続させてくれるので、シャンプー後などはそのタイプを利用し、さらにしっかりドライヤーで乾かしてあげるとより効果的です。
ですが、乾燥毛の方の場合、オイルタイプでは少し時間が経つと蒸発し、すぐに乾燥してしまう場合もあります。ですので今までオイルタイプのものを使用していて効果に満足できなかったという方は保湿効果の高いクリームタイプのものを使用してみるのもいいでしょう。オイルタイプよりもしっとり感が持続ずる場合もあります。
◎美容室でのオーダー方法を見直してみる
実は髪のまとまりにはカット方法なども関係しています。例えば、髪の量が多くて悩んでいる方の場合、ただ量を減らせばいいというわけではありません。特に乾燥毛やくせ毛の方はスキバサミによってたくさん梳かれてしまうと、毛先の方がペラペラになってしまい切ったその時はよくても伸びるとまとまりにくくなってしまいます。
ですので、「軽くはしたいけどスキすぎるとまとまりにくくなるのである程度重さは残して欲しい」と伝えるといいでしょう。その髪質やオーダーにあった切り方をしてくれるはずです。もちろん髪の量を減らす上である程度梳くことも必要なこともありますが、梳かずに軽くすることも可能です。髪の悩みはカットの前のカウンセリングでしっかり伝えるとまとまりのいい髪に仕上がる可能性がぐっと上がります。
◎ハンドブローを心がける
髪を乾かす際、まとまりを持続させるには気をつけたほうがいい点が幾つかあります。ブラシを使ってしっかりブローするのが効果的ではありますが、なかなか時間もなかったり、自分で全てブローするのは難しい方もいると思います。なので是非ハンドブローだけでも意識してみましょう。
ほとんどの人は「生えグセ」というのがあります。これはぱっと見はストレートヘアでも根元に生えグセがある方もいます。ですので髪を乾かす際、必ずまず根元を乾かしたほうがいいでしょう。毛先だけ乾かしても時間が経つと根本の生えグセが原因でまとまりが悪くなります。
また、髪が広がりやすい方は髪を後ろから前に引っ張るように乾かすと効果的です。この際しっかり引っ張り、テンションをかけてあげることでクセも伸び、ツヤも出ます。そして後ろから前に引っ張ることでボリュームを抑えることができます。乾かし方一つでも大きな違いが出ますので意識してみるといいでしょう。
髪のまとまりを持続させるには、カットと日頃のケアが最も重要です。悩んでいることは美容師さんにしっかり相談し、自分でもできることはできる限りケアを怠らないようにしていくといいでしょう。