チョコレートは物忘れを防ぐ効能あり!コロンビア大学の研究結果

  • 2017/2/8

加齢とともに物忘れがひどくなる。これは避けようがない人間の性(さが)と言われてきました。
痴呆やアルツハイマーを怖れて、私たちはある年齢を超えると脳を鍛えるために指先を動かす手芸をしたり、新しいことを学んだりし始めます。
しかし、この状況をチョコレートが救うかもしれない、という女性にはうれしい研究結果がコロンビア大学から発表されました。

カカオに含まれる生物活性物質、フラボノイドというのが記憶力向上に役に立つのです。

コロンビア大学は、あらゆる年齢の人々の記憶力について長期間にわたって調査を行ってきました。
その結果、栄養学の分野で脳の老化を防ぐことは可能、という結果を導き出しました。
これまでの研究で、栄養摂取と外部からの攻撃の防御をつかさどる「歯状回」という脳の一部分は、加齢による記憶力の低下と関連していることが明らかになっていました。
そして、コロンビア大学のスモール教授とその研究チームは、カカオの成分が歯状回の老化を防ぐ劇的な効果を持つことを発見したのです。これまでの研究では、動物実験でのみこの効果が証明されませんでしたが、今回の研究の対象は「人間」となっており、見事にチョコレートがもたらす脳への効果を証明できたことになります。

今回の研究の対象となったのは、50才から69才の男女37人。
研究チームはこの37人を二つのチームに分け、ひとつのチームには一日900グラムのフラボノールを摂取させ、もう一つのチームには一日わずか10グラムのフラボノールを与えました。3ヶ月後、20分間の記憶力テストを行い、二つのチームの結果を照合しました。
その結果は驚くべきものでした。
60才の男性の脳の機能は、30代から40代の若さを取り戻したことが判明したのです。

研究チームは、フラボノイドを含む食品はチョコレートだけにとどまらず、茶葉、いくつかの果物や野菜にも含まれているので、糖尿などの問題がある人は専門家と相談しましょうと呼びかけています。フラボノイドの特徴は苦みや辛みで、果物では柑橘類、ブドウ、ブルーベリー、野菜ではパセリセロリなどがその代表となっています。しかし、フラボノイドが最も多く含まれる食品がチョコレートであることに変わりはないようです。

そしてまた、この研究結果を鵜呑みにしてチョコレートを摂取しすぎないようにとも警告しています。チョコレートには糖分が多量に含まれていることが、悪影響を及ぼす可能性があるためです。
というわけで、専門家が推奨するチョコレートは、カカオ成分のパーセンテージが高いブラックチョコレート、あるいはカカオの粉そのものを少量の糖分とともに摂取することとなっています。
ちなみに、女性が大好きなチョコレートは、肌の保湿、日焼けを防ぐ効果、血流を良くする効果、心臓の動きを強くする効果、不眠症、つややかな髪を保つためにも有効といううれしい結果も発表されています。また、コレステロールを下げる効果もあり、ゆえにダイエットにも有効という結果が、やはりアメリカの大学から発表されています。チョコレートがダイエットの敵であった時代は終わったということでしょうか。
そして冬の時期にはうれしいことに、咳を抑える効能もあります。つらい咳を抑えるのは、チョコレートに含まれるテオブロミンという成分。これだけの効能を考えると、チョコレートは健康維持には不可欠の食品といって良いでしょう。

しかしどんな場合でも、最低でもカカオ成分が70パーセント以上のブラックチョコレートを摂取すべし、とのこと。
記憶力低下の話題ですが、この部分だけはみなさん、よくよく覚えていてください!

参照元
http://www.lastampa.it/2014/10/27/scienza/benessere/alimentazione/il-cioccolato-inverte-il-declino-della-memoria-rpCSLgFexR1V2Qp237zMFJ/pagina.html
http://www.ilgiornale.it/news/life/bellezza-i-cibi-che-aiutano-pelle-e-capelli-1357697.html
https://viverepiusani.it/10-migliori-benefici-del-cioccolato-fondente/
https://www.greenme.it/mangiare/alimentazione-a-salute/20805-cioccolato-benefici

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