知っといて損はない!カナダのトイレ事情
- 2017/6/14
お出かけの時にトイレに行きたくなることってもちろんありますよね?
そんな時、本当に日本は便利だなぁと思うのが”ちょっとそこのコンビニ寄っていこう”ができます。カナダではそうはいきません。
日本のようにコンビニでトイレを借りることはできないし、駅の構内にもトイレの設置はありません。
もともとコンビニ自体がびっくりするほど少ないです。そんな時どうすればいいかというと、コーヒー屋さんです。
ここカナダでは、コーヒー屋さんが日本のコンビニのようにたくさんあります。あるストリートでは、ここにスタバがあるのに道挟んで向かいにもスタバがあったり。それでもどこのお店もいつも混んで
います。だいたいカナダのコーヒー屋さんではフリーWifiが飛んでいて、とてもシンプルにインターネット環境をゲットできるので、ノートパソコンを持ち込んで仕事や勉強をしている人たちがたくさんいるからだと思います。
とは言っても、カフェのトイレは基本お客さんのみ利用可能としているところがほとんど。小さなキャンディでもクッキーでも、何か一つお買い物をして使わせてもらいましょう。
ここで少しやっかいなのは、お店によってはトイレに鍵がかかっている事があるのです。そんな時は、店員さんに一言声をかけてあけてもらいます。
恥ずかしがらずに大きい声で「Could I use a washroom, Please?」と聞きましょう!店員さんも快く貸してくれるはずです。(ちなみに、日本語ではトイレを”借してください”といいますが、英語ではその表現はしません。)
店員さんが鍵を空けてくれる時は、カウンターにあるスイッチかなにかで自動的に空けてくれるので、ブザーが鳴ってる間にトイレに入ることができます。または、鍵を直接渡される時や、「そこにある
から使って」と言われる時があるので、その場合は自分で鍵をあけて鍵を持って入り、トイレを出るときに待ってる人がいたらその人に鍵を渡して、いなければ店員さんに鍵を返せばOKです。ちなみにカナダの風習として、レストランやカフェなどのトイレのドアは基本的に、使い終わったらきっちり閉めず半開きにしておきます。オートロックのドアは重いので勝手に閉まりますが、基本は半開きが普通です。使用中かどうかの判断のためだと思いますが、お友達の家に遊びに行ってもこれが普通です。
フードコートやデパートなどのたくさん個室のあるトイレは、仕切りの間が隙間だらけだったり、仕切りやドアの下のほうがあいていたりします。解放感たっぷりで、慣れないとちょっと恥ずかしいで
すね。
トイレットペーパーがすごく大きいのもびっくりしますし、その位置がやけに上のほうだったり下のほうだったりに付いていることもしばしば。もちろん暖かい便座もウォッシュレットも音姫的なもの
も無いですし、鞄を置く場所も引っ掛ける場所もないです。
仕切りが隙間だらけで建付け悪いのはどうにかしてほしいものですし、待ってる人たちはドアの下の部分から足が見えるか見えないかで、その個室が使用中かどうか確認したりもします。
トイレットペーパーの大きさも位置も、開放的なこの造りも、すべてはご愛敬ということで、よろしいでしょうか。
このように、日本のようにすぐに”コンビニに駆け込む”事が出来ないカナダでは、やはりホテルや家を出る前や、ご飯を食べたレストランや買い物をしたデパートなどで、その都度出発前に必ず用をすましておくのが無難といえるでしょう。世界一綺麗&高機能なトイレなんじゃないかと言われている日本からしたら、ありえないことの連発ですが、国によってトイレひとつでこんなにも違いがあるなんて面白いですね。