英語は1つじゃない 本当は英語が“話せる”はず
- 2017/2/24
「英語を話せるようになりたい!」そう思ったことはありませんか?
話題の洋画やドラマを見たり、かっこいい海外セレブを見て憧れを抱いたことがある方は少なくないはずです。
英会話教室は続く自信がないし、まして留学なんて時間もお金もないし、、、っと、結局あきらめているアナタ!本当にあなたは全く英語が話せませんか?
小学校から大学まで、日本の教育では英語が必須科目となっています。少なくともあなたは英語を“知っている”はずです。
では、なぜ日本人は“知っている”はずの英語を“話そう”と思わないのでしょうか。
きっとそれは、多くの日本人が英語は1つでないことを知らないで、話すことを恐れているだけなのです!
〈英語にはたくさん種類がある!〉
皆さんはこのことをご存知でしょうか。例えば、英語を公用語としている代表的な3か国、アメリカ、イギリス、オーストラリア。
どの国の方も流ちょうな英語を使って生活していますよね。私たち日本人の多くは、彼らは“英語”を話しているという認識にすぎません。しかし、本人たちからすれば“アメリカ英語”、“イギリス英語”、“オーストラリア英語”は元より別物なのです。
スペリング、アクセント、言い回し、実は全く違うのです。
今回は、どう違うのかに重きを置いてないので特出は致しませんが、気になった方はアメリカ英語のゴシップガール、イギリス英語のハリーポッター、ぜひこの2つを比較してみてください。雰囲気だけでも違いが判るはず!!
ただ、ここで大切なのは彼らは、お互いに違ったものとして認識をし、そのことを理解しあっています。だからアメリカ人とイギリス人で対話をしたって問題なく通じますし、アメリカ英語の映画をオーストラリア人も理解できます。お互いがお互いの性質を知り、理解しようと努めているからです。
ここまでの話だと、結局は英語圏の人だけなんじゃ、、、と思われてしまうかもしれません。ここからは、私たちと同じ立場、第2言語として英語を使っている方たちの話をしましょう。
日本のご近所さんの中国、韓国、そして東南アジア諸国、この辺りに焦点を絞ってみましょう。ここに住む多くの方は、実は英語が理解できます。もちろん母国語は別に存在する人がほとんどです。
まず、中国や韓国に関しては“英語を勉強する動機”としては私たちと大差ないでしょう。将来のグローバル化を視野に入れ幼少期から学んでいることが多いです。ただ、海外生活の長い私の印象ですと、日本人より断然に、彼らは恐れずに英語を“話して”います。
また、東南アジア諸国は多民族国家であることが多いです。
例えばマレーシアでは、ムスリム系マレー、チャーニーズ系マレー、インディアン系マレーと混在しています。マレーシアの場合は、公用語でマレー語というのがありますが、同じように英語でもコミュニケーションをとっています。もちろん観光客に対しても積極的に英語で話しかけてくれます。“英語を勉強する動機”として、日常的にコミュニケーションをとるためには英語を話さなければならないんです。
しかし、彼らであっても英語に対しての教養は学校で取得した程度のもので日々の生活は母国語で済んでしまう場合が多いです。
これゆえ、母国語が英語でない国の英語は先ほどの英語圏3か国に比べ、より分かりやすくアクセントが強いですが、これらは母国語に由来するので仕方のないことです。しかし、彼らも日本人より断然に恐れずに英語を“話して”います。
では、なぜ日本人だけが英語を話そうとしないのか。
それは島国で日本人以外と接する機会の少ない環境はもちろん関係すると思いますが、私たちは勝手に欧米人の英語を“完璧”と位置づけて追い求めてしまっているのではないでしょうか。
あなたが思う“完璧”じゃなくたって大丈夫です!欧米人にしたって、それ以外のイングリシュスピカーにしたって、単語や会話流れから何とか理解してくれようと努力してくれます。
英語で会話しているその空間には、おのずと“お互い様”という空気が流れているのです。彼らは英語が一つでないことを知って理解しています。
日本語英語(ジャパニーズイングリッシュ)と私たちの話す英語は呼ばれています。代表格でいうとRとLの発音が日本人は苦手ですよね。
ただ、日本語英語はある一種の英語です。あなたの知っている言葉で、発音で伝えてみてください。
きっと、思っているより受け入れてもらえます。そして、対話ができた時の喜びは、その次のステップにつながります。まずは、英語を“話して”みること。そして知識を増やし、洋画を楽しんだり、旅行に出かけてみたり可能性をぜひ広げてみてくださいね。