これが基本!手作り石鹸を作るレシピ
- 2015/5/28
体を洗う、手を洗う、食器を洗う、服を洗う…こうしてみると、私たちの生活は「洗うこと」にあふれていることが分かります。洗うのに不可欠であるのが、石鹸です。今は、液体のものも多くなり、大変便利になりました。洗うことはどうしても面倒な印象がありますが、自分で手作りした石鹸を使えば、その気持ちも少しは和らぐのではないでしょうか?そこで、今回は手作り石鹸の基本の作り方をご紹介します。
【石鹸作りの基本材料】
油脂(オイル)……泡立ちのよいココナッツ油、硬さを出すパーム油やシアバター、保湿力のあるオリーブ油など、石鹸の個性を決める役割です。
精製水……添加物を含まない、純粋の精製水を使います。ドラッグストアのコンタクトレンズ用品売り場などで手に入ります。
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)……肌に触れたり目に入ったりすると、とても危険です。取り扱いには十分気を付けてください。薬局で手に入りますが、購入の際に捺印と必要事項の記入を求められます。詳しくは、購入予定の薬局にお問い合わせください。
【石鹸の基本の作り方】
1. 作業する場所に新聞紙を敷き、エプロン・ゴム手袋・マスク・メガネを装着します。
2. すべての材料を計量しておきます。常温で固形の油脂(ココナッツ油、パーム油、シアバターなど)は、湯せんにかけて液体状にします。
3. 耐熱プラスチック容器に精製水を入れ、そこに苛性ソーダを少しずつ入れていきます。透明になり苛性ソーダの粒がなくなるまで溶かします。(刺激臭のある蒸気が発生するので、吸わないように注意!)
4. ボウルに油脂を入れ、ボウルごと湯せんにかけて38~42度まで温度を上げます。
5. 3で作った苛性ソーダ水溶液を氷水につけて38~42度に温度を下げます。
6. 油脂を泡立て器でかき混ぜながら、苛性ソーダ水溶液を少しずつ垂らすように入れていきます。
7. 泡立て器を持ち上げて、石鹸生地に線がかける状態(=トレース、かき混ぜ続けて20分弱)になるまでかき混ぜ続けます。
8. トレースが出たら、石鹸生地を型に流し入れます。
9. タオルやブランケットで全体を包み、発砲スチロールの箱などに入れ、24時間保温して固めます。
10. 型から出したブロック状の石鹸は、表面が乾く1―3日でカットできます。ゴム手袋をし、包丁などを使って好みの大きさに切ります。日が当たらない、なるべく涼しい場所で4週間ほど熟成、乾燥させます。
型に流し入れる前にアロマオイルやミルクパウダーなどを入れ、アレンジすることもできます。お菓子作りのように石鹸作りを楽しむことができますね。また、出来上がった石鹸は、パッチテストをしてから使うようにしましょう。