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LCCで旅行する際に注意したい9つの特徴
- 2015/9/3
LCCとはローコストキャリアーのこと、コストをギリギリまで落として格安なフライトを提供する航空会社のことです。その特徴は、もちろん、大手航空会社に比べてはるかに格安で旅行できることです。しかし、コストを抑えているということは、大手航空会社のフライトと同じようなサービスは期待できないということになります。では具体的に何がどう違うのか、まとめてみました。
1. 最大のメリットは、とにかく安い!
料金の安さは、大手航空会社の2割から5割だと言われています。もともとの基本料金が安いのに加えて、航空会社によっては、大幅なプロモーションを展開している会社もあります。プロモーションの激安チケットは、広告効果を狙ったものでもあるので、購入希望者が殺到し、すんなり購入するのは難しかったりもしますが、国際線でも数千円以下で買えたりしますので、他のデメリットを考慮に入れても、十分お得な買い物です。
また、片道単位で購入できるのも、旅行の計画が立てやすくなるメリットの一つです。
2. 機体が新しい
LCC自体、新しい会社が多いので、その使用している機体も最新のものを採用している会社がほとんどです。そのため燃費が良く、事故も少ないというメリットがあります。
3. 機内食、飲料、毛布、エンターテインメント等すべて有料
ローコストオペレーションの最大の特徴として、機内食、飲料や毛布、エンターテインメント等がすべて有料です。これをデメリットと見るかどうかは、人それぞれで、食事のたびに起こされることがなくて良く眠れるという人もいれば、好みに合わない無料の機内食より自分の好きな食べ物を機内に持ち込んで食べる方がいいと言う人もいます。
4. 機内預け荷物が有料
機内預け荷物は別料金を支払うことになります。しかし、その重量も厳密に計量されるので、注意が必要です。また、当日チェックイン時に機内預け荷物料金を追加すると、ネットでチケット購入時に機内預け荷物料金加算で購入するよりかなり割高になってしまうので、機内預け荷物がある場合は、出来るだけチケット予約時に手続きしましょう。
5. 座席指定が有料
基本的に、座席指定は出来ないか有料になります。
6. 乗り降りに時間がかかることがある
着ターミナルとして、使用料金の安いターミナルを利用することが多いLCCですが、その場合、ターミナルへのアクセスが不便なのが一般的です。また、乗り降りにボーディングブリッジを使わず、バスに乗って移動し歩いてタラップを登ることが多いので、時間に余裕をもって空港に行かないと、乗り遅れる危険が増します。
7. 少しの遅れでも、待ってくれない
大手航空会社だと、数分の遅れは待ってくれる航空会社もありますが、LCCの場合、時間になると容赦なくゲートを閉じられます。関空を起点とする日本のLCC,ピーチアビエーションのCEO井上慎一氏は、当初のコンセプトとして、LCCを空を飛ぶ電車としてお客様にとらえてもらいたいと言っていました。電車は時間になると容赦なく出発します。飛行機も本来そうあってしかるべきという考えで、就航当時はお客様との間でトラブルがあったこともあるそうですが、今ではかなり浸透してきているようです。
8. 座席がせまい
機体にギリギリ最大の客席を配置しているため、座席は狭くデザインされています。一般的にLCCの採算ターゲットは飛行時間が4時間以内とされていますので、4時間なら我慢できる狭さと言えるかもしれません。
9. 遅延やキャンセルが比較的多い
少ない機体をフルに活用運航させているため、機体不備などで遅延が起こると後々のフライトにも、遅れをきたす事になります。LCCを乗り継ぐ場合は、時間に十分余裕をもってスケジュールを組みましょう。また、機体故障などでキャンセルが多いのもLCCのデメリットです。その場合、一般的に翌日のフライトに振り替えてはくれますが、キャンセルされた日のホテル手配等は自分でやらなければいけません。
以上が、LCCの特徴でした。LCCは、必要のないサービスをギリギリまで省き、格安の航空券を提供しています。その合理さを理解した上で、上手に利用したいものです。