見た目もかわいい優秀な果物。おいしいイチゴの見分けかた
- 2015/5/28
春の果物といえばイチゴ。真っ赤なツヤツヤボディに緑のカサで、見た目もキュートで味もおいしい。なんと栄養も満点の優秀な果物だったのです。イチゴには、100g中におよそ50mg~100mgのビタミンCが含まれています。ビタミンCの必要摂取量は、一日100mgとのこと。粒の大きさなどにもよりますが、イチゴを5~8粒食べれば摂取量をクリアできます。レモンだと五個食べないといけない計算になるので、イチゴの方が簡単に摂取できると言えますね。
ビタミンCは、風邪の予防や疲労回復に効くだけではなく、お肌にとって、無くてはならないサポーターです。メラニン色素の生成を抑え、シミ、そばかす、肌荒れを防ぐ効果があります。特に、たばこを吸う人は、一本吸うごとにおよそ135mgのビタミンCが破壊されるという研究データがあるそうで、積極的にビタミンCを取った方が、お肌のためには良いようです。
イチゴは、ビタミンCだけではなく、歯槽膿漏を防ぐ効果のあるキシリトールや、整腸作用のある食物繊維、利尿作用のあるカリウムなど、多くの成分を含んだ優秀な果物なのです。イチゴの鮮やかな赤色は、アントシアニンというポリフェノールの一種で、眼精疲労や視力の回復に有効です。また、アントシアニンには抗酸化作用があり、活性酵素の発生を抑え、生活習慣病の予防効果があります。
こんな優秀すぎる成分を含んだイチゴ。旬のこの季節に、ぜひ多く食べておきたいもの。おいしいイチゴをいただくためのスリーステップをご紹介しましょう。
①おいしいイチゴの選び方
実の色の鮮やかなもの、ムラがないもの、光沢があるもの。
種を覆うように実が盛り上がっているもの。キズがないもの。
ヘタの周りが白くなっていないもの。ヘタが濃い緑色で反り返っているもの。
以上がおいしいイチゴの条件です。野菜売り場で吟味する際に、注意して購入してみてください。
②イチゴの種類。有名な品種をいくつかご紹介します。
とよのか 福岡産 甘味と酸味のバランスがよい。果汁多め。日持ちが良い。
あまおう 福岡産 甘くて大きい。ほどよい酸味。果汁多め。
とちおとめ 栃木産 甘さ強め。ほどよい酸味。果汁多め。日持ちが良い。
女峰 栃木産 香りがあり、見た目が良い。酸味強め
他にもいろいろ品種があります。自分の好みの味を見つけてくださいね。
③イチゴの洗い方
ヘタをつけたまま洗う。ヘタを取って洗うとビタミンCが水に溶け出してしまいます。水につけて置いたりせず、さっと洗いましょう。イチゴは傷みやすい果物。買ってきたらすぐ食べてしまうのが理想的ですが、どうしても食べきれないものは、ヘタをつけたままよく水分を拭き取ってから冷蔵庫に保管しましょう。また、どうしても食べきれないイチゴは、冷凍保存できます。良く洗ってヘタをとり、水分を拭き取ってからフリーザーバックにいれ、砂糖をまんべんなくまぶしてから冷凍してください。砂糖をまぶしておくとイチゴどうしがくっつきずらくなり、冷凍によって失われるイチゴの甘味を補てんできます。食べるときは完全解凍せず、凍ったイチゴをくだき、牛乳をまぜればシャーベットのような感覚で食べることができます。
ビタミンCは熱に弱いので、イチゴを生で食べるのが一番効果的。朝食に、ヨーグルトや牛乳といっしょにいただけば、栄養も満点で、美容効果も期待してしまいますね。この春は、甘酸っぱくておいしいイチゴをたくさん食べて、きれいなお肌を手に入れましょう。