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意外と知らない?GWというネーミングの由来
- 2016/3/3
毎年あたりまえのように過ごしているゴールデンウィーク。4月末から5月頭にかけて、祝日が集中する期間のことをこう呼びますが、なぜ「ゴールデンウィーク」と呼ばれているのか、その由来は意外と知られていません。
今回は、ゴールデンウィークに関する由来や雑学を紹介していきましょう。
そもそもどういう祝日があるの?
分かっているつもりで全部は知らないゴールデンウィークの祝日。祝日が連続するため、他の祝日に比べて記憶が曖昧になりがちです。ゴールデンウィークには「昭和の日」「憲法記念日」「みどりの日」「こどもの日」があります。
「昭和の日」は4月29日で、もともと「天皇誕生日」でした。しかし昭和天皇が崩御され、時代は平成になったことで「天皇誕生日」は平成天皇の12月23日になり、4月29日は「みどりの日」になりました。しかし多くの国民の要望から、2007年に「みどりの日」から「昭和の日」へと変わり、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日となりました。
「憲法記念日」は5月3日です。これは1947年のこの日に日本国憲法が施行したのを記念して制定された祝日です。1948年から施行されました。
「みどりの日」は5月4日ですが、これは前述のような経緯で4月29日がみどりの日から「昭和の日」に変更されたことで、「みどりの日」が5月4日に移動したというものです。「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨としています。
最後が「こどもの日」です。5月5日は、もともと「端午の節句」として、男の子が健やかに育つことを願う行事が行なわれていました。1948年から施行されました。法律では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨としています。
「ゴールデンウィーク」の由来は?
おなじみの大型連休が「ゴールデンウィーク」の名称で呼ばれるようになった由来には、二つの説があるようです。一つは「映画界による造語説」、もう一つは「ラジオ由来説」です。
1951年に「自由学校」という映画が上映されました。この映画がゴールデンウィークに当たる期間に上映され、ヒットしました。それ以降この期間にもっと映画を売り出そうと考えて「ゴールデンウィーク」という用語を作って広めた、というのが「映画界による造語説」です。
「ラジオ由来説」は、もともとラジオ業界で聴取率が高かった期間を「黄金期間」とよんでおり、それが「ゴールデンウィーク」に変わっていったという説です。しかしどちらが本当なのかは明らかになっていないようです。
余談ですが、NHKはこの「ゴールデンウィーク」という名称を「特定の業界の宣伝になってしまう」という理由で正式には認めていません。そのためNHKでは「大型連休」という表現をすることになっています。
以上ゴールデンウィークに関する雑学を見てきましたがいかがだったでしょうか。祝日や名称の由来を知っていると、普段とはまたちがった気分で過ごせるかもしれませんね。