30代、40代の住まい 賃貸?持ち家?どちらが多い?
- 2016/7/25
30代、40代の住まいは持ち家が多いのか、借り住まいが多いのか、そして持ち家がある場合は、なかなか人に聞くことのできない借入金残高の平均などについても、今日は少しお話をしていきましょう。
【半数以上が借入金あり】
実は30代、40代は半数以上が借入金があることがわかっています。これは半数以上の人が持ち家があることを意味しています。借入金残高の平均は30代が約1700万、40代は約1600万円であることが金融広報委員会の調べでわかりました。
更にこの借入金を住宅ローン残高に絞ってみると、金額の差異はあまりないことから、借入金の殆どが住宅ローンであることがわかります。
まさに家は一生の宝ものと言われるのが納得いきます。
【高い金利を払っても持ち家信仰は健在?】
以上のことから日本では未だに持ち家を持つといういわば、信仰のようなものが顕在していることがわかります。多くの人達が持ち家に憧れ、実際に1600万円以上の負積を背負って何十年も高い金利を払っているのです。
もし、2000万円の家を35年間、金利1.59%で借りると総額で2610万円ものお金を支払うことになり、そのうち600万円は金利を支払うことになります。
【金利ではなく、運用したら】
もし、この600万円を35年間かけて運用したとしたら一体いくらになるのでしょうか?
とても興味深いことですが、実際に計算をしてみました。年利8%で35年間運用した場合は、資産は8千万を超えます。8%までいかなくても5%でもかなりの資産になることがわかります。
35年後にこんなにも資産が増えているなら、別に持ち家にこだわらなくてもって思ってしまいました。(4年前に新築を25年ローンで購入済み)しかもこれから先は年金や、高齢化の社会になっていき資産って本当に大事になってきます。
【安易に考えるのは危険】
家を購入するときには金利の事や、ローンを払い終わった35年後の我が家の資産価値のこと、もし金利分を複利運用していたらなんて事まで考えないと思います。私もそうでした。
私たちは「これからずっと、自分の物にもならない家に家賃を払い続けることは無駄」
「のちのち自分たちの資産になる」と思って買ったわけですが、これも今となっては正しい選択だったのかどうか自信がありません。35年後の我が家は資産価値もなくなっていますし、長い間高額のローンを払っている為、貯蓄もないでしょう。お金がなくなって働けない夫婦の老後を考えると少し怖くなりました。
【まとめ】
これから自分たちの住まいを【持ち家にするか】【仮住まいにするのか】考えている30代、40代の方には35年後の我が家の資産価値や多くの負積を背負い老後の資産に心配しなくてはいけなくなったりしても、自分たちにとって持ち家が魅力のあるものかどうか、もう一度考えて見て欲しいと思います。